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デジタルマーケの取り組みは1割以下?マーケティングDXの実態 ペライチ調査

2025.06.11

株式会社ペライチ(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:藤本旬)は「マーケティング活動のデジタル化に関する実態調査」をインターネットで実施した。一般ビジネス層とペライチ利用層の2つのグループでアンケート調査を行い、事業規模100名以下の中小事業者を抽出。特に中小企業が実際にどのようなデジタルマーケティングの取り組みを行い、どのような課題に直面しているのか具体化を試みている。

調査概要

調査名:「マーケティング活動のデジタル化に関する実態調査」
実施期間:(1) 2025年3月3日〜3月5日(2)2025年3月3日〜3月9日
調査方法:インターネット調査
対象者:(1)20代から60代までの一般層(2)「ペライチ」利用層
有効回答数:(1)512件(2)430件
事業規模100名以下:(1)280件(2)400件
出典元:中小企業のデジタルマーケ実施率は約1割 ペライチが「マーケティング活動のデジタル化に関する実態調査」を実施「自社サイトの改善・更新」がデジタルマーケの出発点(株式会社ペライチ)

一般ビジネス層におけるデジタルを活用したマーケ活動は1割以下

一般ビジネス層におけるデジタルを活用したマーケ活動は1割以下

本調査ではまず、マーケティング活動のデジタル化への取り組み状況について質問。その結果、一般ビジネス層では「取り組んでいる」の回答が6.1%と1割未満であったことがわかった。ペライチ利用層では50.3%が「取り組んでいる」と回答しており、大きな差がみられている。

また、実際の取り組みとして最も多く挙げられたのは「サイトの改善・更新(ペライチ利用層66.3%・一般ビジネス層24.6%)」であった。次いで「オンライン営業・商談(ペライチ利用層46.8%・一般ビジネス層10.7%)」「顧客情報のデジタル管理(ペライチ利用層28.3%・一般ビジネス層13.2%)」が続いている。

顧客情報の活用実態にも、顕著な差がみられたという。Webサイトで得た顧客情報の活用方法について尋ねる項目において、一般ビジネス層では「わからない(34.8%)」との回答が最多になっている。一方、ペライチ利用層では同回答は0%であった。

Webサイト制作・管理における最大の課題は「更新や変更が手間」

Webサイト制作・管理における最大の課題は「更新や変更が手間」

続いて本調査では、Webサイト制作・管理における課題について質問。その結果「更新や変更が手間(46.2%)」「セキュリティが不安(38.5%)」「知見不足で管理困難(34.6%)」が上位に挙げられたという。

また、顧客データ活用に関する課題については「顧客データ分析が煩雑(47.4%)」「個人情報に不安感(36.8%)」「マーケ活用に課題あり(31.6%)」との声が多く、顧客情報の管理・分析・活用方法の知見不足が課題になっていることがわかる。

データ分析やレポート作成における課題としては「データ解釈が困難(61.5%)」「データ収集に支障あり(38.5%)」「分析ツール習熟不足(30.8%)」「定期報告の作業負担(30.8%)」が多いようだ。

まとめ

中小企業のマーケティング活動におけるデジタル化は思うように進んでいないようだ。その背景には、人材不足やスキル不足があると考えられる。

同社はペライチ利用層においてはデジタル化が進んでいる状況にあることから「自社ホームページ等を“自分でつくる”体験が中小企業におけるデジタル化の心理的・技術的ハードルを下げ、具体的なマーケティング活動に歩を進めていく」との見解を示している。今後の参考にしていただきたい。