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更年期世代の「見えない不調」キャリア形成に影響 パラマウントベッド調査

2026.04.28

パラマウントベッド株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:木村友彦)は、株式会社陽と人(本社:福島県伊達郡国見町、代表取締役:小林味愛)と共同で、45〜55歳の働く女性2000名を対象に「キャリアとヘルスケアに関する価値観調査」を実施した。

調査概要

調査名:キャリアとヘルスケアに関する価値観調査
対象:45〜55歳の働く女性
人数:2000人
調査方法:インターネット調査
実施時期:2025年5月~6月
実施主体:パラマウントベッド株式会社、株式会社陽と人
出典元:キャリアとヘルスケアに関する価値観調査(パラマウントベッド株式会社)

「自分は健康」と感じていても睡眠不調が存在

「自分は健康」と感じていても睡眠不調が存在

本調査では、7割弱の回答者が自身を「健康」と認識している。一方で、睡眠の質を評価する「アテネ不眠尺度」では約半数が不眠症の可能性を示し、7割近くが何らかの睡眠不調を抱えていることがわかった。

更年期障害指数(KKSI)においても半数が中等症、約7%が重症に該当。多くの女性が、不調を抱えながら働いている実態が浮き彫りになった。

また、心身の不調とキャリア意識の関係では、心身の不調と昇進意欲に有意な関連性は見られなかったものの、新しい役割や挑戦を辞退する背景に更年期症状が影響している可能性が示唆された。実際に辞退理由として、23.5%の女性が更年期症状を含む健康課題を挙げている。

「キャリア」「働き方」の満足度は二極化

「キャリア」「働き方」の満足度は二極化

続いて、「キャリア」や「働き方」に「満足している」と答えた女性は全体の約半数であったことを報告。満足度の高低に関わらずスキルの活用実感、仕事のやりがい、プライベートとのバランスが共通して重要視されていた。

一方で、不眠症状が強い女性ほど働き方への満足度が低下する傾向も確認された。睡眠の不調が日々の業務パフォーマンスだけでなく、キャリア全体への満足度にも影響を及ぼしている可能性が示されている。

また、キャリアに対する自己認識では「自分らしく働けていた時期がない、またはわからない」と回答した女性が半数を超えることが判明。さらに、10年前に思い描いていた将来像に対する現在の感情を分析した結果「喜び」よりも「哀しみ」が最も強く表れたことがわかった。

まとめ

働く更年期世代の女性は、自覚の有無に関わらず、多くが何らかの不調を抱えながら働いていることが可視化された本調査。キャリアを前向きに捉えにくい実態も浮き彫りになっており、不調が仕事のパフォーマンスや満足度に影響をもたらしている可能性が示された。

企業として、こうした「見えない不調」に対してどのようにアプローチしていくか、改めて考える必要性が感じられる。柔軟な働き方の整備や、相談しやすい環境づくり、ヘルスリテラシー向上に向けた情報提供などに取り組みたい。

キャリア形成においても一時的なパフォーマンスの低下の可能性を踏まえ、中長期視点での成長支援や役割設計、個々の状態に寄り添った支援体制が不可欠、といえるだろう。