実施された社員研修「コミュニケーション研修」が2年連続首位 ヒューマン調査
教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:田中知信)は企業の研修状況や取り組みに関する実態調査を実施。2026年3月25日から27日までの3日間、企業で実際に研修を担当している人事・研修担当者300名を対象に、WEBアンケートを実施、300名の有効回答を集約・分析した。
調査概要
実施委託先:株式会社マーケティング・コミュニケーションズ
調査対象:民間企業に勤める人事・研修担当者
調査期間:2026年3月25日~3月27日
調査方法:WEBアンケート
回答者数:300名
出典元:【2026年調査】AI時代こそ「対人スキル」が企業の競争軸に ヒューマンアカデミー、社員研修トレンドを発表 ~実施率1位は2年連続「コミュニケーション研修」、一方で担当者不足など“育成の多重苦”も浮き彫りに~(ヒューマンアカデミー株式会社)
実施している研修テーマ「コミュニケーション研修」が2年連続1位
本調査結果によると現在、最も実施されている研修は「コミュニケーション研修(66%)」。2024年に続き、2年連続の首位となった。今後、強化したいテーマでも同研修が42%でトップに挙がった。
研修テーマを年次別に見ると、コミュニケーション研修は新入社員向けが91%。コンプライアンス・ハラスメント研修は全年次で70%超と偏りなく実施されており、全社的なコンプライアンス意識の浸透が図られているようだ。リーダー研修や部下育成研修、人事評価研修は中堅社員から管理職が中心となっている。
研修の実施方法は「対面/集合研修・社内運営(70%)」「対面/外注運営(52%)」「オンライン/社内運営(43%)」と、対面型が依然として主流のようだ。
研修実施の課題は「人材」「時間」「ノウハウ」の不足
現在の研修について「改善の余地がある」と感じている担当者は18%、「どちらともいえない」が32%と、研修効果の判断に悩む声も多く寄せられている。
研修実施の課題についても調査。「担当する人材が不足(40%)」「時間的余裕がない(38%)」「ノウハウ不足」「費用が限られている」「効果測定ができていない」がいずれも35%と、人・時間・お金・ノウハウの複合的な課題を抱えている現状がうかがえる。
なお、1人当たりの年間研修費用は「5~10万円未満(23%)」が最も多く、10万円未満が全体の62%を占めた。
まとめ
AI活用が進む中でも、企業では依然として「コミュニケーション研修」へのニーズが高く、対人スキルが重要な競争力として認識されていることが明らかになった。
特に新入社員向けではコミュニケーション研修の重要性が高く、組織内の対話力や協働力への期待がうかがえる。一方で、研修担当者不足や時間・ノウハウ不足、効果測定の難しさなど、育成現場では複合的な課題も顕在化しているようだ。
研修の実施において、限られたリソースの中で効果的な人材育成を設計することの重要性が改めて示唆されたといえるだろう。オンラインと対面を組み合わせた研修設計や、AI活用による運営効率化、研修成果の可視化を進め、継続的な学習文化の定着を図りたい。












