「ホワイトハラスメントを理由に転職」20代の6割超が理解示す エン転職調査
エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営する総合転職サイト「エン転職」は、ユーザーを対象に「ホワイトハラスメント」についてアンケートを実施し、1385名から回答を得た。調査では、過度な配慮によって仕事を任せてもらえないなどの「ホワイトハラスメント」が、若手人材の成長機会や転職意向に影響する実態が明らかになった。
調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』を利用するユーザー
調査期間:2026年7月1日~2026年8月2日
有効回答数:1385名
出典元:「ホワイトハラスメント」に関する調査 20代の6割超が“ホワイトハラスメントを理由に転職”に理解。 実際に転職を検討する方は4割超で、理由の最多は「仕事で成長したいから」。(エン株式会社)
20代の6割超が「ホワハラ」が理由の転職に理解
「ホワイトハラスメント」とは、上司や先輩がハラスメント認定を恐れるあまり、部下や後輩に過度な配慮を行い、業務量を制限するなどして成長機会を奪ってしまうことを指す。今回の調査では、57%が「ホワイトハラスメント」という言葉を「知っている」と回答した。
ホワイトハラスメントによる成長機会の不足を理由に「転職を検討する」という考え方については、57%が「同意できる」と回答。年代別では20代が66%と最も高く、全体を9ポイント上回った。
実際にホワイトハラスメントを受けた経験がある人は15%。具体的な内容では「仕事を任せない(61%)」が最も多く、次いで「強制的な定時退社(34%)」「フィードバックの回避(22%)」が続いている。仕事上の失敗や人間関係への配慮から指導を控えることが、結果的に従業員の成長機会を奪うケースもあるようだ。
「成長したい」が転職検討の最多理由に
ホワイトハラスメントを受けた場合、41%が「転職を検討するきっかけになる」と回答した。その理由として最も多かったのは「仕事で成長したいから」で64%。年代別では20代が73%、30代が77%となり、若手層ほど成長機会を重視する傾向がみられた。
一方で、ホワイトハラスメントを理由とした転職に否定的な回答者からは「まず上司に指導や教育を求めるべき」「職場以外でも成長する機会はある」といった意見も寄せられた。
成長を重視する人とワークライフバランスを重視する人では、適切な配慮のあり方が異なるとの声も挙がっている。一律の対応ではなく、個人の希望やキャリア志向を踏まえたマネジメントが求められていることが示唆された。
まとめ
ハラスメント防止への意識が高まるなか、従業員を守ろうとする配慮が、場合によっては成長機会の不足につながる可能性が浮かび上がった。特に若手人材では、仕事を任せてもらえない、適切なフィードバックを受けられないといった環境が、成長実感の低下だけでなく転職を考えるきっかけにもなり得る。
ハラスメントを防止することと、従業員の成長機会を確保することを別々に考えるのではなく、両立させる仕組みづくりが必要だろう。本人の意向を確認したうえで適切な業務を任せ、必要なフィードバックを行うなど、安心して挑戦できる環境を整えることが、若手人材の定着や成長につながると考えられる。管理職向けの研修や1on1の機会を通じて「過度に配慮する」のではなく「適切に指導する」マネジメントの在り方を組織全体で考えたい。











