管理職の7割以上が部下育成の悩み「生成AIに相談したことがない」 Scale Technology調査
株式会社Scale Technology(本社:広島県広島市、代表取締役CEO:澤田ありさ)は、全国の20〜60代の男女で役職経験のある501名を対象に「部下マネジメントと生成AI活用に関する調査」を2026年8月に実施した。60.5%が部下育成・マネジメントで悩んだ経験がある一方、30.9%は誰にも相談していないことが判明。また、部下の悩みを生成AIに相談した経験が「ない」人は73.9%にのぼった。
調査概要
調査名:部下マネジメントと生成AI活用に関する調査
調査対象:全国の20〜60代の男女で、役職経験のある方
有効回答数:501名
調査期間:2026年8月実施
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社Scale Technology
出典元:株式会社Scale Technology
※本リリースの数値は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある
※複数回答の設問は、回答者数を母数とした比率
部下個人の特性に関する悩みが上位に
本調査では、部下育成・マネジメントで悩んだ経験について「頻繁にある(15.0%)」と「ときどきある(45.5%)」が合わせて60.5%に。年代別では「30代(80.6%)」が最多に。次いで「40代(62.6%)」「20代(62.5%)」「60代(59.4%)」「50代(55.6%)」と続いた。
部下に関する13項目の悩みで「とても悩む」「やや悩む」の合計が最も高かったのは「うそやごまかし、ルール軽視が見られる部下への対応(59.5%)」だった。
次いで「自分の権利や希望を強く主張する部下との折り合い(57.5%)」「プライドが高く、指摘を素直に受け入れない部下への対応(57.3%)」が続いた。
相談先は「自分の上司」が最多も、3割が相談せず
部下に関する悩みの相談先では「自分の上司(37.5%)」「同僚・他部署の管理職(28.9%)」が最多だった。一方で「誰にも相談していない」も30.9%に達した。
「誰にも相談していない」と回答した割合は、経営者・役員で54.3%(94名中51名)、従業員10名未満の企業で56.4%(101名中57名)に。
組織内で相談相手となる上位者や同格者が少ない属性では、悩みを相談していない人の割合が高くなる傾向がうかがえる。
生成AIへの「相談経験」4人に1人未満
さらに、部下の悩みを生成AIに相談した経験については「ない(73.9%)」が7割超を占めた。生成AIに相談したことがない理由としては「AIに相談するという発想がなかった(25.3%)」が最多。次いで「人に相談する方がよいと思う(21.8%)」「的確な答えが返ってくると思えない(20.0%)」が続いた。「使い方がわからない(7.4%)」だった。
一方、生成AIに相談した経験者では「とても役立った(4.8%)」「少し役立った(13.0%)」という結果に。十分に役立たなかった理由としては「一般論的なアドバイスにとどまった(8.6%)」「自社の事情に合わなかった(7.6%)」「部下本人の性格や状況を踏まえていなかった(7.0%)」という結果だった。
また、部下の特性診断データを活用したAI相談サービスについては「ぜひ利用したい(11.8%)」と「やや利用したい(38.5%)」を合わせて、50.3%が利用意向を示した。
まとめ
管理職の育成・マネジメントを個人の経験や力量だけに委ねない仕組みづくりが、企業にとって今後の課題となりそうだ。
今回の調査では、部下に関する悩みの上位に行動や特性への対応が並ぶ一方、相談先を持たない人も一定数、存在。生成AIについても、マネジメントの相談先としての有効性が十分に認識されていない状況がうかがえる。実際に利用した人の回答をみても、有効活用には至っていない人の方が多いようだ。
管理職が1人で抱え込まず、必要なときに具体的な助言を得られる環境づくりとともに、生成AIを含めた新たな支援手段を現場の課題に即して検討していきたい。











