20〜50代会社員「静かな退職」経験者・共感者は6割超 クレオ調査
株式会社クレオ(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:横井司)は、20代~50代の会社員500人を対象に「静かな退職とエンゲージメント調査」を実施。静かな退職の経験者、共感者は合わせて64.6%だったことを報告した。
調査概要
調査対象:20代~50代の会社員 ※派遣・契約社員、公務員、自営業、パート・アルバイトは除く
調査人数:500人
調査期間:2026年7月10日~2026年7月13日
調査方法:インターネット調査
調査実施:株式会社クレオ
出典元:株式会社クレオ
「静かな退職」経験・共感は64.6%、評価や疲労が背景
同社の報告によると「静かな退職」の経験者は27.4%、共感者は37.2%。合わせて64.6%が、静かな退職に該当、または共感していることが明らかになった。
「静かな退職」のきっかけとしては「仕事の成果に対して、適切に評価されていないと感じたため(29.2%)」が最多に。次いで「心や体が疲れてしまったため(28.5%)」「プライベートや家庭を最優先したいと考えるようになったため(27.0%)」「昇進の望みが薄いと感じたため(24.1%)」が続いている。
一方、過去に「静かな退職」を経験した人の71.7%、現在経験している人の57.1%が、「会社が適切に対処すれば職場への熱意や信頼を取り戻せる」と回答した。
エンゲージメント調査を実施しても46.4%が「役に立っていない」
続いて、エンゲージメント調査の実態について分析。自社で従業員エンゲージメント調査を実施している人は50.0%。そのうち約半数が「役に立っていない(16.8%)」「あまり役に立っていない(29.6%)」と回答した。
役に立っていない理由としては「調査を実施すること自体が目的になっているように感じるから(29.3%)」が最多に。そのほか「会社から結果に対する具体的な改善策が示されないから(27.6%)」「回答してもどうせ会社や組織は変わらないと諦めているから(27.6%)」という結果になった。
高エンゲージメント企業では個人・組織・顧客の視点に違い
さらに、企業への愛着や信頼を測る推奨度について、自社を友人や知人にすすめたいと強く感じている「推奨者」は11.2%だった。
また、エンゲージメントが高い層ほど「今の職場で貢献したい」「今の職場は年々企業として成長していると思う」「5年先も今の職場に勤めていると思う」といった就業意識が高い傾向がみられたことが報告された。
なお、高エンゲージメント企業では「個の視点」「組織の視点」「顧客志向の視点」の3領域で熱心に取り組む傾向がみられたという。仕事の充実、自己成長の機会、報酬・待遇、人材育成、企業方針、企業進化の力、顧客対応力、生活者視点など、調査した項目はいずれも全体を大きく上回っている。
まとめ
今回の調査結果を見ると、従業員のエンゲージメント低下を早期に捉えるだけでなく、その後の対応まで含めて仕組み化することの重要さを改めて実感する。
「静かな退職」の経験者・共感者は64.6%に上る一方、過去の経験者の71.7%、現在経験している人の57.1%は、会社が適切に対処すれば職場への熱意や信頼を取り戻せると回答している。従業員の意識変化を把握することには、改善につなげられる余地があるといえるだろう。
しかし、エンゲージメント調査を実施している人の46.4%は、調査が「役に立っていない」「あまり役に立っていない」と回答している。その理由からは、調査の実施のみで終わってしまっている実態があることがうかがえる。
エンゲージメント調査の実施においては従業員の声を集めるだけで終わらせず、結果から優先的に取り組む課題を定め、改善策の実行とその後の変化を従業員に示すところまでを一連のプロセスとして設計していきたい。











