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法人向けビジネスチャットツールの比較。Slack、Chatwork、Microsoft Teamsの主要チャットツールの選び方も紹介

2021.11.30

ビジネスチャットツールは数多くあり、自社で導入を検討していてもどのような違いがあるのか分かりづらいとお悩みの方も多いだろう。この記事では各ビジネスチャットツールの比較と、多くの企業が導入している主要3ツールからの選び方について解説する。

主要ビジネスチャットツール比較一覧

まず主要なビジネスチャットツールを9社紹介しよう。それぞれどのような利点があるのか、ぜひポイントを押さえて比較してほしい。

❖ Slack
全世界で1,000万人以上が利用している「Slack」。その大きな特徴はカスタマイズ性の高さで、googleドライブやMicrisoft 365はもちろん、社内ツールなどとも連携できる。様々なアプリと連携させたい場合や自由度が高いチャットツールを探している場合に推奨したいツールだ。

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❖ Chatwork
「Chatwork」は国産のチャットツールで導入企業は30万社を突破している。チャット以外にもビデオ・音声通話やタスク管理が行え、セキュリティにも力を入れている。操作が簡単なため、あまりチャットツールなどに慣れていない場合でも直感的に利用できるだろう。

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❖ Microsoft Teams
Microsoft が開発した「Microsoft Teams」は、「Microsoft 365」に含まれているサービスだ。チャットツールに欲しい機能は基本的に揃っているほか、WordやExcelなどofficeアプリの共同編集が行える。また、多くの言語に対応しているため海外の企業と連絡を取ることが多い場合にも推奨できる。

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❖ LINE WORKS
「LINE WORKS」はLINEとほぼ同様のUIのため、誰でも使いやすいという点がポイント。導入企業は30万社を超えている。チャットの既読機能があるほかに、掲示板やアンケート・カレンダーなども使用可能だ。

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❖ Discord
「Discord」は元々ゲーマー向けのボイスチャットツールだったが、最近ではビジネスの場でも利用されている。UIはカジュアルな印象で、ブラウザと専用アプリが用意されている。ボイスチャットを行う場合にはワンクリックですぐにスタートできるため、メールなどでリンクを送らないで済むことがポイント。

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❖ Workplace
「Workplace」はFacebookのビジネス版で、「全ての社員をつなぐ」というテーマが掲げられている。チャットにはリアクション機能やコメント機能、アンケート機能が実装されているほか、自動翻訳機能も搭載。Microsoft 365などのアプリと連携することも可能だ。

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❖ kintone
サイボウズ株式会社が提供している「kintone」はチャットツールの域に留まらず、日報や案件・タスク管理なども行える。さらに拡張機能として会計ソフトと連携させることで経費精算や請求管理なども賄えるため、データの一元化が可能だ。

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❖ NotePM
「NotePM」は社内wikiと呼ばれるナレッジ共有ツールだ。社内マニュアルや議事録、日報などを一元管理することで欲しい情報にすぐにアクセスすることができる。また、上で紹介したSlackやChatworkと連携できるという利点がある。

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❖ InCircle
「InCircle」は国内発のサービスで、日本企業向けに最適化されている。基本的なチャット機能に加えて、政府も採用する強固なセキュリティ技術とAIによるチャットボット機能が魅力だ。

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ビジネスチャットツールはERPなどの基幹システムとは別に専門で導入する

ERPのような基幹システムは、情報の一元化により様々な業務をサポートしてくれるため業務効率の改善に役立つ。しかし、ビジネスチャットツールは基本的に専門で導入した方が良い。理由として、ビジネスチャットツールはチャット機能に特化したシステムだからこそ使いやすい工夫が凝らされている。自社の働き方や社風に合った普段使いしやすいものを検討して欲しい。

特にシェア率が高いSlack、Chatwork、Microsoft Teamsの強み

続いてはビジネスチャットツールの中でも特にシェア率の高いSlack、Chatwork、Microsoft Teams3社それぞれの強みにフォーカスして解説する。

外部アプリと連携が豊富でカスタマイズに優れたSlack
Slackは数多くの外部アプリをAPI連携できて自由にカスタマイズできる。例えばgoogle、Microsoft、Twitter、Dropboxなど普段業務上で使用するアプリとの連携ができるためより効率的にチャットツールとして幅広い分野で活用できるだろう。そのほかにも自分好みのUIにカスタマイズもできるため自由度が高く、使いこなせたら基盤となりうるサービスだ。

機能がシンプルでインターフェイスがわかりやすいChatwork
Chatworkはチャットツールとしての機能を最低限搭載し、シンプルかつ使いやすいインターフェイスになっているため、普段ITツールにあまり馴染みがない場合でもスムーズに利用できるだろう。特にタスク管理に優れているため、チャットにプラスアルファの機能が欲しい方に推奨できる。

officeソフトとの連携や多言語対応ができるMicrosoft Teams
Microsoft TeamsはMicrosoft 365に含まれているため、初期からPCで利用できることが多いだろう。ExcelやPowerPointなどofficeソフトとの連携がスムーズに行えるほか、約40言語に対応しているため海外企業とのやりとりを行う上でも便利なサービスだ。

ビジネスチャットツールの選び方

ここまで主要なビジネスチャットツールを紹介したが、自社に導入する場合において何を基準に選定すれば良いか悩んでしまうかもしれない。ここでは具体的な選ぶポイントについて解説していく。

機能よりも現場での活用がされやすいものを選ぶ
チャットは日常的に従業員が使用するものなので、利用者全員が使える必要がある。そのため、凝った機能を重視するよりも、直感的に操作可能なシンプルなUIの方が現場で導入後すぐに活用することができるだろう。

自社のセキュリティ要件に対応しているものを選ぶ
チャットでは文章だけでなく、機密情報や個人情報のデータなどの送受信を行うことがあるためセキュリティについては確認しておく必要がある。サービスの中にはログインに二段階認証を設けていたり、IPアドレスによるアクセス制限機能やログの保存、通信の暗号化などの機能を搭載しているものもある。自社のセキュリティ要件に対応しているものを選ぶようにしよう。

マルチデバイス対応でアクセスがしやすいものを選ぶ
チャットはメール同様にスピードが重視されるため、出張や外回りの最中に確認したり返信したりするケースがある。そのような場合にPCからしかアクセスできないのは不便に思ってしまう。PCだけでなくスマホなどでも利用できるマルチデバイス対応でアクセスがしやすいものを選ぶと良いだろう。

外部連携で既存導入システムと親和性の高いものを選ぶ
ビジネスチャットツールはサービスごとに外部アプリとの連携の柔軟さに大きく差が出る。カレンダーアプリやタスク管理アプリなど、もともと既存で使用していたシステムと連携させることができれば、大きく業務効率化につながるだろう。自社で使用しているサービスを確認し、どのチャットツールと親和性が高いのかについては事前に確認しておこう。

全社導入の維持・運用・サポートまでのトータルコストから選ぶ
多くのビジネスチャットツールは、ユーザーひとりあたりの年間契約になり、。初期コストもランニングコストサポートも、会社の規模によって大きく異なる。そのため、導入する前に維持・運用・サポートまでのトータルコストを比較し選ぶと良いだろう。

まとめ

現在利用されているビジネスチャットツールの主要サービスはSlack、Chatwork、Microsoft Teamsの3社だが、この記事で紹介した9つのサービスはどれも使いやすく機能が特徴的なので、自社にとって必要な要件から選ぶと良いだろう。また、タスク管理やナレッジベースになるものもあるので、自社にとって何に重きを置きたいか、合わせてセキュリティ要件やアクセスの利便性なども確認しておきたい。これらを鑑みた上でテスト導入を行い、全社へ適用すると良いだろう。まずは気になったサービスの無料トライアルを申し込んでみてはいかがだろうか。

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