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おすすめの車両管理システム5選。メリット・デメリットや選び方を解説

2022.09.30
オフィスのミカタ編集部

車両管理システムを導入すれば、車両の管理業務を効率化することができる。システムの導入を検討しているが、サービスによって特徴や機能が異なるため、おすすめの車両管理システムを知りたい担当者もいるだろう。本記事では、車両管理システムのメリット・デメリットや選び方、おすすめの車両管理システムを5選紹介する。

目次

●車両管理システムとは?
●車両管理システム導入時のメリット
●車両管理システム導入時のデメリット
●車両管理システムの選び方。3つのポイント
●おすすめの車両管理システム5選
●まとめ

車両管理システムとは?

車両管理システムとは、企業の社用車などを効率的に管理できるシステムのこと。自社で所有する車両だけでなく、リースやレンタルなど、業務で利用する全ての車両の「車両情報」「運転状況」「利用者情報」などを一元管理し、リアルタイムに把握できるシステムだ。

車両管理システム導入時のメリット

車両管理システムを導入すると、どのようなメリットが得られるのだろうか。

管理業務の負担を軽減できる
一点目のメリットは、車両管理にかかる業務負担軽減につながることだ。車両管理業務は「走行履歴の管理」や「車両点検業務」「運転者の勤怠管理」など作業内容が多岐に渡るため、管理者の業務負担が大きい。車両管理システムを導入すれば、車両管理業務を自動化したり利用している車両情報を一元化して管理したりすることが可能となり、業務効率化につながるだろう。

生産性が向上する
車両管理システムは、企業の生産性向上にも役立つ。例えば、車両の位置や到着予定時間などの運転状況をリアルタイムで把握することで、効率的な配送計画の立案が可能だ。また、走行距離などの稼働データを活用して「車両台数」や「人員配置」の最適化を図ることもできる。

事故の防止に役立つ
車両管理システムには、急ハンドル・急ブレーキ・急発信などの危険運転を検知・集計する機能が備わっている。集計した運転状況結果をもとに効果的な安全指導を行うことで、運転者の安全に対する意識を高めることができるため、運転者の事故防止に役立つ

車両管理システム導入時のデメリット

車両管理システム導入時にはメリットがある一方、以下のようなデメリットも存在する。

・導入・運用コストがかかる
・運転者に心理的ストレスがかかる

車両管理システム導入時には、デバイスの購入などにかかる初期費用やサービス利用料金がかかる。オプションで発生する料金もあるため、事前にしっかり確認しておこう。

また、管理者がリアルタイムに運行状況を把握できることで、運転者に心理的ストレスがかかることもある。監視されていると感じネガティブな印象を持つ場合もあるため、「運転者の安全を確保できる」「業務負担を削減できる」といったメリットを、運転者に丁寧に説明することが大切だ。

車両管理システムの選び方。3つのポイント

車両管理システムを選ぶ際は、どのようなことに気をつけて選ぶとよいのだろう。ここからは、選び方のポイントを紹介する。自社に適したシステムを選ぶ際の参考にして欲しい。

導入目的や機能面
まずは、車両管理システムの導入目的を明確にし、その目的に適した機能を備えるシステムを選ぼう

例えば、運転者の事故防止が導入目的である場合、運転者ごとの運転を評価してくれる「運転分析機能」を備えるシステムがおすすめだ。業務負担を軽減することが導入目的の場合は、走行履歴をもとにドライバーの運転日報を作成できる「運転日報の自動作成機能」や、最適な配送ルートを提案してくれる「ルート作成機能」などの機能があるシステムを選ぶとよいだろう。

使用するデバイス
使用するデバイスについても検討する必要がある。デバイスの種類には、ドライブレコーダー型・シガーソケット型・OBD-Ⅱポート型などがあるが、デバイスごとにその特徴は異なる。主なデバイスの特徴は以下の通りだ。

ドライブレコーダー型:ドライブレコーダーと一体化し、映像記録を残せる。工事が必要で、コストは高め。
シガーソケット型:車両のシガーソケットに挿して利用するため取付が簡単。すぐに利用を開始できる。
OBD-Ⅱポート型:SIMカードを入れた車載器をOBD-IIポートへ設置して利用する。工事不要で安価。
アプリ型:スマートフォンやタブレットにアプリをインストールして利用する。工事不要で手軽に利用できる。

デバイスによって設置工事の有無や機能面などが異なるため、導入のしやすさなどを考慮し、自社の車両に適したデバイスを選ぶのがポイントだ。

無料・有料などの料金面
車両管理システムを導入する際には、料金面も重要な選定ポイントだ。無料版は、導入前に実際に試すことができるというメリットがある一方、有料版と比べて「機能に制限がある」「サポートが受けられない」といった特徴もある。

車両管理システムは、導入の効果に見合う料金設定であるかも考慮した上で選ぶのがおすすめだ。

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おすすめの車両管理システム5選

ここからは、車両管理の効率化に役立つ、おすすめの車両管理システムを5選紹介する。

SmartDrive Fleet(株式会社スマートドライブ)
「SmartDrive Fleet」は、経営者とドライバーが使いたい、法人向けの車両管理システムだ。わかりやすく直感的なデザインで、多くの業種・業態で活用されている。

シガーソケット型やドライブレコーダー、他社製のデバイスにも対応。「走行履歴・安全運転診断」「車両予約」「運転日報」などさまざまな機能を備えている。利用料金については、気軽に問い合わせてみるとよいだろう。

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関連記事:『白ナンバーのアルコールチェック義務化にも対応 運行経路や現在地情報をリアルタイムで 共有できる車両管理サービス』

スリーゼロ(株式会社AIoTクラウド)
「スリーゼロ」は、アルコールチェック管理ができる車両管理システム。アルコール検知器による酒気帯びの検査結果をアプリ経由でクラウド上に送信し、検査結果を一元管理することができる。「アルコールチェック」と連携すれば、アルコールチェックの検査漏れを防ぐことが可能だ。

管理者は、アルコールの検査結果をリアルタイムで確認できる。また、予算や目的に合わせて、さまざまな検知器を選べることも特徴だ。プランによっては、「車両予約管理」や「運転日誌管理」などの機能も使える。

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関連記事:『法改正で待った無し! 検査機器によるアルコールチェック義務化への切り札「スリーゼロ」』

Cariot(株式会社フレクト)
「Cariot」は、現場のムダとストレスを解消できるシステムだ。リアルタイムで情報を活用できるため、問い合わせ業務の削減や管理業務の効率化が図れる。車の位置や到着予定時刻などの情報は、URLを発行し、誰でも簡単に共有できる。「車両予約」や「危険運転検知」「運転日報・月報」など多くの機能を備えている。

公式HP:『Cariot』

docoですcar(NTTコミュニケーションズ株式会社)
「docoですcar」は、安全運転に関する悩みを解決することができる、AI搭載通信型のドライブレコーダー。AIやセンサーによる「危険予測」と「運転診断」の機能を備えており、運転習慣を根本から改善できる。

動態管理や日報の手間が削減できるため、車両管理業務の効率化に役立つ。無料トライアルもあるため、実際に試してみてはいかがだろう。

公式HP:『docoですcar』

DRIVE CHART(株式会社Mobility Technologies)
次世代AIドラレコサービスである「DRIVE CHART」。AIが検知した映像や解析データをもとに、各業種に対応した専門人材が、運転事故防止と業務効率化をサポートしてくれるのが特徴だ。車両管理業務の課題を解決できる、「遠隔動画取得機能」「ライブマップ機能」「日報・月報自動作成機能」といったさまざまな機能も備えている。

公式HP:『DRIVE CHART』

まとめ

車両管理システムを導入すれば、車両管理を効率化できるだけでなく、運転者の事故防止にも役立つ。自社に適したシステムを選ぶ際は、まずは車両管理システムを導入する目的を明確にし、それに見合った機能を備えるシステムを選ぶとよいだろう。

そのほか、使用するデバイスや料金面などもシステムを比較する際のポイントとなる。ここで紹介したおすすめの車両管理システムも参考に、導入を検討してみてはいかがだろうか。

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