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経理担当者の負荷はインフォマートが減らしていく 請求周りのDXで法対応も進化

2023.05.16
オフィスのミカタ編集部【PR】

BtoBビジネスのプラットフォームサービスを展開する株式会社インフォマート(以下インフォマート)は、株式会社Deepwork(本社:東京都新宿区、以下Deepwork)が展開するAI-OCR(AI文字認識)を用いたサービス「invox受取請求書」と連携した取引書類処理の自動化サービスを提供している。書類管理のデジタル化を推進するとビジネスはどう変わるのか。インフォマート 事業企画部 部長 園田林太朗氏に、サービスの開発背景や事業者が得られる利益などについてを聞いた。

「invox受取請求書」との連携で、紙で届く請求書も電子化

──「invox受取請求書」との連携により、「invox for BtoBプラットフォーム請求書」オプションの提供を開始されていますが、開発の背景を教えてください。

株式会社インフォマート 園田林太朗氏(以下、園田) データをもとに請求書の発行や受取ができる「BtoBプラットフォーム 請求書」は、コロナ禍以前から高い評価を得ていました。一方で、紙やPDFで受け取った請求書の処理を自動化する手段は別途用意する必要がありました。そもそも紙(書面)が郵送で届く場合、誰かがオフィスで作業をしなければなりません。そこで事業者が業務効率化できるよう考え、AI-OCRを用いたデジタル化を進めることになり、2020年12月にオプションとして「invox for BtoBプラットフォーム 請求書」の提供を開始しました。価格は月額9800円からで初期費用は無料となっています。

──「invox受取請求書」との連携により、どのような工数削減が実現できていますでしょうか。

園田 まず「invox受取請求書」との連携では、請求書を入力する作業のスキップ、自動仕訳、一元管理の3点がポイントになっています。

「invox受取請求書」ではシステムにアップロードされた請求書を読み取ってデータ化しています。取引先から自社へ送られるメールの宛先にinvox受取請求書の専用アドレスを含めてもらえば、ファイルのアップロードさえ不要になります。データ化の方法は手動、AI、代行の3種類。請求書の読み取りはAI、オペレーターで行っており、速さを優先したい場合はAIのみで、さらに精度を上げるにはオペレーターが確認することで、99.9%正確にデータ化できます。また取引先に連絡して請求書の宛先を「invoxスキャンセンター」に変更していただくと、請求書の受取から開封、スキャンしてinvox受取請求書にてデータ化、原本の郵送まで、Deepworkがまるごと代行するオプションも選べます。

読み取られたデータは「BtoBプラットフォーム 請求書」に連携されると、案件や時期などで仕訳され、税区分も自動で読み取られます。

仕訳後の請求データを「BtoBプラットフォーム 請求書」で一元管理すれば、支払や計上処理を自動で行うことができ、担当者は紙とデジタルの二重管理や、支払などの工数を削減できます。

──あえて人の手を介すオプションが存在するのはなぜでしょうか。

園田 Deepworkさんは現時点のAIの限界を熟知しています。「結局目視の確認が必要なら最初から代行する」という発想で、あえて代行を選択肢に含めているといえますね。いかに高度なAI-OCRといえども、最終チェックは人が行うというフローのネックを逆手に取って、利用者の工数を最小化する。これにより業務効率化が実現しますし、取引先が5倍になっても、経理担当者は1名増で済んだケースもあります。

「STORAGE by invox」で電帳法に対応

──「invox受取請求書」と「BtoBプラットフォーム 請求書」の連携により、請求書処理における業務効率化はかなり進んだと思います。一方で、利用事業者様からは他にも悩み、困りごとを聞くケースがあったと伺いました。

園田 確かに請求書業務については「invox for BtoBプラットフォーム 請求書」により効率化されたのですが、電子帳簿保存法の改正(以下、「改正電子帳簿保存法」)により、「電子取引における電子保存」に対応する必要が生じ、これに対応を求める声をいただくようになりました。「invox for BtoBプラットフォーム 請求書」は請求書の受け取りに特化したサービスですので、改正電子帳簿保存法が保管を要求する他の帳票には対応していなかったんです。

そこでリリースしたのが、クラウド文書管理サービス「STORAGE by invox」です。「STORAGE by invox」は請求書にとどまらず、あらゆる取引書類を改正電子帳簿保存法に適合した形でデータ化できるサービスです。インフォマートの各種サービスと併用いただくことで、管理の工数を相当削減できます。それぞれのデータは取引先や時期などで検索できるようになっているので、税務調査があっても安心です。

──「STORAGE by invox」の特長は何でしょうか。

園田 最新の法律に対応し続けられることと、精度の高い(99.9%)読み込みが可能なこと、属人性が下がることです。今回の法改正に限らず、これまで電子帳簿保存法は数年おきに改正されてきています。社内フローを改訂し続けるよりも、法改正に合わせて更新されるサービスを使っている方が業務負荷は低くなります。

invoxの精度の高さは、インフォマートが数あるAI-OCR開発企業の中からDeepworkを採用した大きな理由ですが、さらに先ほどお伝えしたように、DeepworkはAIには限界があると割り切って、データ化のフローにオペレーターを導入しています。「利用者に目視確認の行程が生じてしまうなら、最初からサービスに目視を組み込もう」という考えで高精度を実現しているのも、「STORAGE by invox」の特長です。

最後に属人性ですが、経理担当者がこれまで一人でチェックしていた書類を誰でもチェックできるようになります。それまで個人の仕事だったものが、チーム全員で補い合いえるようになります。

DXで本来の経理業務に注力していく

──BtoBプラットフォーム 請求書とinvox受取請求書の導入によって、経理業務全体にはどういった効果が表れると考えられますでしょうか。

園田 例えば海外ではCFO(最高財務責任者)は次期CEO候補と言われることが多いですが、日本で経理部長が次期社長候補というパターンは少ないですよね。経理の本来の仕事は、経営判断を示唆する数字を提供することです。サービスの導入により、足元では残業代を圧縮したいといった要望を叶えることでも構わないと思いますが、やりたいことが明確になっている事業者様であれば、一層効果が感じられるのではないかと思います。

DXは目的ではなく、よりよい仕事をするための手段です。BtoBプラットフォーム 請求書とinvoxを活用し、ぜひ本来の業務に注力していただければと思います。

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