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日報アプリを徹底比較|使い方からおすすめサービスを紹介

2023.07.25
オフィスのミカタ編集部

テレワーク下における情報共有や業務管理にまだまだ課題を感じている企業は多いのではないだろうか。その解決方法の一つと言えるのが、今回紹介する日報アプリだ。この記事では、主要な日報アプリ比較の比較を中心に、導入するメリットやタイプ別のおすすめサービスについて紹介する。

従業員の生活を支援する日報アプリ

業種業界を問わない業務報告の日報
日報とは、日々の業務内容を記録し、共有・報告するための書類だ。日報アプリは、日報を電子化し、作成・共有・保管などの作業を効率化するためのツールとして用いられている。

テレワークが普及した現代の働き方に日報アプリ
テレワークが普及し、紙からクラウドでの管理に移行する中で日報アプリは広く活用されるようになった。チャットツールなどでは共有しにくい日々の気づきなども発信しやすいことや、クラウド化することで他のメンバーにも共有できること、クラウドに集約することで情報活用がしやすいことなどが導入のメリットとなっている。

以下の記事は、2年前に実施したテレワーク化の社内コミュニケーションに関する調査結果だ。日報制度を取り入れて企業が多い中で、専用ツールである日報アプリが人気を集めるようになったこともうなずける結果となっている。

●内部リンク
テレワーク下の社内コミュニケーションに関する調査 雑談や質問がしにくいと感じる人が半数以上

日報を形骸化させないために目的を設定・周知する

日報は導入メリットも大きい一方で、少なからず従業員にも入力の負担を与えることになる。従業員に面倒だと感じさせてしまえば、内容はどんどん簡素になり、導入したメリットも感じにくくなってしまうだろう。日報を運用する際に重要なのは、従業員ひとりひとりに日報を書く意味・目的を伝え、メリットを感じてもらうことだ。また、レスポンスを返すようにするなど、一方的な報告にならないようにすることも重要だと言える。

日報アプリ比較の選び方のポイント

次に、日報アプリを導入する際の比較のポイントについて紹介する。サービスごとに特徴も様々なため、自社の導入の目的や導入シーンなどに合わせて比較のポイントも変えていってほしい。

業務管理がしやすいか
チームの稼働状況やプロジェクト管理など、業務管理を強化したい場合には、業務管理に強いツールを選ぼう。例えば、グループごとの稼働集計やリソースの集計を自動で行ってくれるものや、社員の活動量がグラフでわかるものなど、管理者が欲しい情報が見やすいかも重要なポイントだ。

人事評価・目標設定との連携性ができるか
日報を人材育成や業績管理につなげたいなら、人事評価やKPIと連携できるものがおすすめだ。目標に対する進捗が見られる機能などがあれば、個々の目標意識も向上するだろう。

営業管理がしやすいか
営業用の日報として活用したいなら、営業支援や顧客情報管理の機能が充実した日報アプリがおすすめだ。SFAやCRMの機能を持ったものなら、ワンストップで情報管理ができ、営業効率のアップにもつながるだろう。

現場報告がしやすいか
現場作業が多い業種の場合は、現場報告や点検報告に特化したタイプを探してみよう。写真のアップロードがしやすく簡単に報告書が作成できるものなら、事務所に戻る手間が省け、生産性が向上するだろう。

無料で使えるか
使い勝手が重要となる日報アプリは、まずは無料や低価格でスタートしてみることをおすすめしたい。完全無料のものや、無料プランが用意されているもの、無料のお試し期間が用意されているものなどをピックアップしてみよう。

主要な日報アプリ比較5選

ここからは、主要な日報アプリを紹介していく。概要を表にまとめているので、自社に合うものを見つけてみよう。

主な日報アプリの用途・特徴比較

次に、サービスごとの特徴やメインとする用途に注目しながら、主要日報アプリを紹介していこう。

業務管理に強みのあるgamba!
「gamba!」は社内SNS型の日報アプリで、業務管理に強いのが特徴だ。目標数値管理機能では、日々の進捗をグラフで把握することができる。また、目標に対してあとどのくらい頑張れば良いかが一目でわかり、達成時には「おめでとう!」通知がメンバーに届くなど、モチベーションUPにもつなげやすい点も魅力と言える。

人事評価に強みのあるbanto
目標の進捗管理を自動化・効率化できる日報アプリとして人気なのが「banto」だ。チャットbotが定時に進捗を自動で質問するため、各メンバーはその質問に答えるだけで報告が完了。数値や進捗状況は自動で集計され、ダッシュボードに表示されるため、入力する側も管理する側も手がかからず、ストレスフリーに運用できる。

営業管理に強みのあるワンズ営業日報
「ワンズ営業日報」は営業日報に特化し、便利な機能を多数搭載。SFA機能も網羅しており、コンタクト管理表や訪問管理、商談報告、受注管理などまで行える。営業管理を1つのツールでカバーしたい企業にピッタリのツールだ。

点検管理に強みのあるhouren.so
「horen.so」は現場生まれの日報アプリで、画像を中心とした共有に強みを持つ。現場で写真を撮って、そこにコメントを残していけば入力作業は完了するため、事務所との行き来する必要もない。また、撮影した画像はGPS情報で仕分けされるため、どこで撮った画像かわからなくなる心配もない。フリープランも用意されているため、使い勝手を試してみるのも良いだろう。

無料で日報を使うにはHRMOS日報
30ユーザーまでの無料プランが設けられている「HRMOS日報」は、手軽に試したい方におすすめの日報アプリだ。日報は取引先やプロジェクト、業務別に稼働時間を入力できるため、プロジェクトごとのリソースの集計管理も行える。有料プランも1ユーザー当たり月額50円と格安で、費用を抑えて導入することが可能だ。

まとめ

日報アプリは、サービスごとに強みとする用途が異なるため、目的に合わせたツール選びが重要となる。今回紹介した主要サービスや選び方のポイントを参考に、自社が求める効果や機能を整理しながら適したサービスを選び、管理の効率化やコミュニケーションの活性化を図ってほしい。