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面接ではなく「まずは話を聞く」目的で企業と初期接点をもちたい転職検討層は60%

2022.04.07

キャリアSNS「YOUTRUST」を運営する株式会社YOUTRUST(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:岩崎由夏)は、終身雇用を当たり前としない転職潜在層の増加が進む中、「求職者・候補者の転職意識の実態」に関してインターネット調査を行った。

転職潜在層を含めた転職予備軍は全体の約7割

転職潜在層を含めた転職予備軍は全体の約7割

終身雇用を前提としない価値観が広まる中で、転職に対して「転職を検討中」「良い案件があれば転職したい」と答える転職潜在層は、「積極的に転職先を探している」転職顕在層と合わせた「転職予備軍」とすると70.6%にものぼる。

一方で、転職を考える時に
1位:自分の経歴や経験で転職できるか(51%が不安と回答)
2位:今よりいい条件の仕事があるか(47%が不安と回答)
3位:自分がやりたい仕事がわからない(32%が不安と回答)
といった「自分のキャリアの市場評価」や「将来のキャリア像」の情報が不足していることに起因する不安を抱えることがわかった。

​※上記、転職予備軍に関する調査データのみ、2021年7月にYOUTRUSTが実施したインターネット調査結果(n=1,000)

「まずは話を聞く」目的で接点をもつ転職検討層が過半数

「まずは話を聞く」目的で接点をもつ転職検討層が過半数

転職潜在層が増え人材の流動性が高まる中で、転職検討層が求める転職候補先企業との初期接点は、いきなり面接ではなく「まずは話を聞く」というカジュアルな性質に変わってきている。

転職を経験した人で、転職先と最初に接点を持った時から、その企業に転職しようと決めていた人は4割を下回り、過半数に当たる60%の人が、その企業に転職しようとは決めていなかったと答えた。

採用企業は、面接より前段階のカジュアル面談やネットワーキングといった、中長期目線での候補者との接点づくりを広げていくことが、採用売り手市場においても自社に必要な人材・タレントの獲得を成功させるポイントとなることが考えられる。

タレントプールを魅力的と考える候補者は60.2%

タレントプールを魅力的と考える候補者は60.2%

タレントプールは、英語のタレント(Talent:才能)とプール(Pool:蓄える)をかけ合わせた造語で、HRtechにおいては「将来の採用候補者を蓄積するデータベース」として使われている。

「タレントプール」を魅力的と考える候補者は60.2%にもなり、さらに転職経験者に限ると73.8%もの人が魅力的だと回答した。

調査概要

対象者:全国の20歳〜49歳の男女(正社員・自営業・経営者)
サンプル数:3,300人
調査方法:インターネット調査
調査月:2022年2月
調査主体:YOUTRUST

まとめ

転職検討層が企業に求める初期接点に変化が起こっている。企業側はそれを理解した上で、求職者とのカジュアルな接点づくりの場を広げていくことが重要だろう。