情シス担当者の約6割がテレワークのリモートアクセスに無料ツールの使用経験あり

リモートデスクトップ「Splashtop」を提供しているスプラッシュトップ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:水野良昭)は、全国の企業・団体に所属する情報システム業務の担当者に対して『企業・団体の無料リモートアクセスツールに関する実態調査』を行ったことを発表した。
約6割が「無料リモートアクセスツール」の使用経験あり

情報システム担当者の所属する企業・団体全体の57.7%がテレワークのリモートアクセスに無料ツールを使用したことがあるという結果になった。(n=3189)さらに、現在も使用しているかどうか聞いたところ、85.0%が現在も無料ツールを使用していると回答した。(n=1093)
なお、現在も無料リモートアクセスツールを使用していると回答した半数以上が、週2回以下のテレワークか、現在テレワークを行っていない企業・団体となった。
無料リモートアクセスツールのセキュリティに不安と不満

無料リモートアクセスツールを使用している企業・団体の情報システム担当者の半数以上が無料ツールのセキュリティ面に不安を感じているという結果になっている。
無料リモートアクセスツールの満足要素は、無料で使用できることから「コスト面」や導入のしやすさの「導入方法」、「通信速度」が、上位となった。一方で、「セキュリティ」に最も不満を感じていることが明らかとなった。
無料リモートアクセスツールの使用をやめた理由は「セキュリティ」

無料リモートアクセスツールの使用経験はあるが、現在は無料ツールを使用していない企業・団体が、無料ツールをやめた理由の 1位は「セキュリティ」となった。
さらに、現状の無料ツールから有料ツールに乗り換える意向について、約7割が有料ツールへの乗り換え意向があるという結果になっている。
なお、セキュリティに対する課題については、1位「WEBアクセス制御」に続き、2位「従業員のセキュリティリテラシー啓発」、3位「私用端末(BOYD)の禁止」が挙げられた。
調査概要
調査期間 :2023年1月4日~2023年1月12日
調査方法 :インターネット調査(調査ツールFastask使用)
調査対象者:10-89歳のビジネスパーソン男女(経営者含む)
※職業:専業主婦(主夫)・パート(アルバイト)、無職は除外
※有効回答数:1,093名
スクリーニング調査:17,600サンプル
本調査:1,100サンプル
(現職で情報システムの業務を担当しており、無料のリモートアクセスツールを使用している、または使用経験があると回答した人が対象)
まとめ
リモートアクセスを導入すれば、従業員は場所にとらわれずに業務を遂行でき、業務効率化やリモートワークの推進に繋がる。活用の障壁は、多くの人が課題として挙げたセキュリティ面の対策となりそうだ。