業務効率化のために可視化ツールを導入する企業が約半数 NEXER調査

株式会社NEXER(所在地:東京都豊島区、代表取締役:宮田裕也)は、バリューテクノロジー株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:桜井洪明)と共同で「業務の可視化で実感してるメリットとデメリット」についてのアンケートを実施した。
調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査対象者:事前調査で「現在会社に勤めている」と回答した全国の男女
有効回答:551サンプル
調査日:2025年1月6日 ~2025年1月16日
調査主体:株式会社NEXER・バリューテクノロジー株式会社
出典元:株式会社NEXER
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある
業務可視化ツールの導入メリットは「データの理解が容易になる」が最多

本調査ではまずはじめに、業務の可視化ツールを使っているか質問。その結果「業務の可視化ツールを使っている」と回答したのは14.2%であったという。
次に本調査は、可視化ツールを導入しようとしたきっかけを尋ねる項目で「業務効率化の必要性を感じたため(51.3%)」「チーム間での情報共有を円滑にしたかったため(46.2%)」「データの把握が困難だったため(41.0%)」との回答が上位に並んだことを報告している。
可視化ツールのメリットとしては、約4人に1人が「データの理解が容易になる(25.6%)」と回答し、最多に。次いで「意思決定の迅速化(23.1%)」「生産性の向上(19.2%)」が続いたという。この結果を見ると、導入のきっかけとなった「業務効率化」について、十分な効果が得られているケースが多いと推察される。
しかし一方では、35.9%が可視化ツールに「デメリットはある」と感じていることも判明している。本調査では回答者から具体的なデメリットとして「社外秘情報の漏洩リスク」「全てを管理され、疲れる」「マニュアル通りにしか動かない」「まず操作に慣れる必要がある」などが挙げられていた。
まとめ
作業の透明性を増し、チームの連携力を高める業務の可視化は、効率的な業務運営において重要な取り組みである。しかし本調査結果を見ると、業務可視化ツールの活用には様々なメリットがある一方で、運用を負担に感じている人も少なくないようだ。
いざ導入しても運用負担が大きければ、十分な効果を得られないことが懸念される。ツールの導入時には、メリットばかりに着目せず、デメリットにもしっかりと目を向け、実際の運用を想定した上で選定する必要があるだろう。