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自社の採用活動への社員の関心を高めるカギは? Thinkings調査

2025.03.11

組織づくりのプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」を展開するThinkings株式会社(シンキングス、本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田崇)は、採用担当者へ感謝を伝えることを目的に制定された3月14日「採用の日」に合わせて「採用活動への社員の関心と協力意識」に関するアンケート調査を実施した。

調査概要

調査対象:2025年度・2026年度新卒採用を実施している企業の社員(採用担当者を除く)
調査人数:200名
調査期間:2025年2月
調査方法:オンラインアンケート
調査主体:Thinkings株式会社
出典元:3月14日『採用の日』に考える。採用活動、社員の関心を高めるカギは?(Thinkings株式会社)

76.5%が「採用は企業の成長にとって重要」と回答するも関心は低い現状

76.5%が「採用は企業の成長にとって重要」と回答するも関心は低い現状

本調査ではまずはじめに「会社の成長にとって、採用活動はどれくらい重要だと考えているか」と質問。「とても重要」「やや重要」を合わせて、76.5%の社員が重要だと考えていることが判明している。

一方で「2025年卒採用の、自社の新卒採用ホームページを見たことがあるか」との質問には「見ていない」との回答が半数以上に。さらに、14.5%は「採用HPがあるかを知らない」と回答するなど、自社の採用活動への社員の関心が低い現状が明らかになった。

また、近年の「新卒の『内定辞退率※』を知っているか」との質問に「知っている」と回答した人は27.5%にとどまっており、採用担当者が直面する課題への理解は十分とは言えないようだ。

※自社の内定辞退率ではなく、一般的な内定辞退率

採用活動に「関わりたい」人はわずか3割程度

採用活動に「関わりたい」人はわずか3割程度

続いて本調査では「採用担当者以外の社員が、自社の新卒採用活動に協力することは、よりよい採用活動や新入社員の定着をサポートすると思うか」と質問。その結果「そう思う」「ややそう思う」が合わせて56.0%と、半数を超えている。しかし、実際に「自社の採用活動に関わりたいと思うか」を尋ねる項目では「そう思う」「ややそう思う」は合わせて34.0%だったという。

さらに本調査では「新卒採用活動に関わりたい/関わりたくない理由」を質問。関わりたくない理由の多くが、情報不足による不安や懸念、業務への影響を気にする声だったという。また「どうすれば社員が関わりやすくなるか」を尋ねる項目では、社員の懸念を取り除くようなガイドライン等の『情報提供』と、業務負荷への配慮やインセンティブの付与、気軽に参加できる、などの『動機付け』を求める声が多く寄せられたことが明らかになった。

まとめ

採用において社員が一致団結して行う方式を取り入れている企業もあるだろう。採用難度が増す中で、多様なチャネルでのアプローチや内定辞退防止のためには、全社的な協力が重要となる。

しかし実際に「関わりたい」と考える人はそう多くないことが、本調査により明らかになった。その背景には情報共有への不安や業務への影響に関する懸念などがあるという。なぜ全社的に取り組む必要があるのか、増加する負担に対してどのように配慮するのかを明確にし、共通認識のもとで取り組めるよう環境整備から取り組む必要がありそうだ。