Salesforceが「Agentforce 2dx」を国内で提供開始

株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出伸一)は、Agentforceの最新版「Agentforce 2dx」を日本国内で提供開始する。同社はAgentforce 2dxについて、本年3月にサンフランシスコで開催されたTDX 2025で発表。自律型AIエージェントを業務フローに導入するためのデジタル労働力を生み出すプラットフォームだという。
AIを活用してビジネスの再構築を支援するSalesforce
同社は、あらゆる規模の企業がAIを活用してビジネスを再構築できるよう支援するツールとしてSalesforceを提供している。企業向けとして初となるデジタル労働力を生み出すプラットフォームであるAgentforceは、Customer 360アプリケーション、Data Cloud、Einstein AIとシームレスに統合し、制限のない労働力を実現している。
2025年4月から秋頃にかけて複数の機能を提供予定
同社はAgentforce 2dxの機能について、2025年4月から秋頃にかけて複数提供していく予定であることを発表した。
2025年4月の提供開始と発表されたのは「Agentforce API」「フロー & Apex呼び出し可能アクション」「MuleSoft for Agentforce」「Surfaces」「Developer Edition with Agentforce & Data Cloud」「CLIでのデプロイ」「AI支援を利用したエージェント開発」「DXインスペクター」「テスティングセンターUI」など。
これまで顧客や従業員とのインタラクションに自律型AIエージェントを導入するには、複雑な実装が必要で、戦略的なアプローチが求められていた。しかしこれらの機能により、Agentforceをより迅速に構成、テスト、展開できる新しいローコードおよびプロコードツール群を利用することが可能になるという。
2025年秋頃には「Interaction Explorer」の提供開始も予定されており、一般的な傾向から個々のセッションのトレースまで、Agentforceのパフォーマンスに関する詳細なレポートと分析が提供されるようだ。
出典元:Salesforce、「Agentforce 2dx」を国内で提供開始(株式会社セールスフォース・ジャパン)
※本プレスリリースやその他のプレスリリース、または公式に言及されている未提供のサービスや機能は現在利用できないものであり、予定通りに、または全く提供されない可能性がある。
まとめ
同社はAgentforce 2dxの提供開始により、あらゆるユースケースに応じた柔軟なカスタマイズが可能になると発表。顧客や従業員とのインタラクションに自律型AIエージェントを導入することが容易となり、ビジネスの再構築への支援がより充実するという。
AIエージェントの推論能力をあらゆるワークフローに実装し、より豊かなユーザー体験を実現するほか、ノーコード、プロコードに対応したAIエージェントを搭載した開発ツールにより高速に開発し展開を実現する本サービスの提供。今後も注目したい。