仕事中に気分の「切り替えにくさ」を感じている約6割 プラス調査
プラス株式会社ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)は『職場の居心地WEB調査』と題し、従業員数100名以上の職場で働くオフィス勤務の会社員500名を対象に「オフィスでの気分の切り替え」についてのWEB調査を実施した。
調査概要
調査方法:インターネット調査
回収日: 2025年10月28日
調査対象:オフィス勤務者
サンプル数:500人
出典元:【職場の居心地WEB調査】第24回【仕事中の「気分の切り替え」、あなたはどうしてる?】(プラス株式会社)
仕事中に感じる「気分を切り替える必要性」
本調査ではまずはじめに、仕事中に「気分の切り替え」がどの程度必要とされているのかを質問。「毎日のようにある(30.4%)」「週に数回ある(32.8%)」「月に数回ある(17.4%)」という結果となった。頻度の差はあるものの、8割以上の人が気分の切り替えを必要としていることが明らかになった。
次に「気分を切り替えよう」と思うきっかけについて質問。会議や人間関係といった外的要因よりも、集中力の低下や仕事が思うように進まないといった、「自身の状態変化(内的要因)」を挙げる回答が多く見られた。
「業務のリズム」や「成果」に関わる場面も一定数、挙がっている。このことから、「気分の切り替え」は突発的な出来事だけでなく、日常業務の積み重ねの中で自然に生じている可能性が示された。
職場環境「整っていない」と感じる人が過半数
続いて、現在の職場について気分を切り替えやすい環境だと思うかを質問。その結果「とてもそう思う」「わりとそう思う」との回答は42.4%にとどまり「あまりそう思わない」「全くそう思わない」が57.6%と半数を超えたという。
さらに、具体的な気分転換の行動と、職場環境の評価をクロス集計。何らかの切り替え行動(ストレッチ、同僚との会話、コーヒーを飲む等)を実践できている層では、約7割以上の人が「気分を切り替えやすい環境だと思う」とポジティブに捉えていることが明らかになった。
一方で「何もせず、そのまま作業を続ける」と回答した層においては、84.0%もの人が「気分を切り替えやすい環境だと思わない」と回答した。
6割近くが「切り替えにくさ」を感じている
本調査では最後に、現在の職場環境を構成する具体的な要素について、ワーカーの評価を確認。その結果「執務スペースの確保」や「周囲の落ち着いた雰囲気」といった、業務を遂行する上で土台となる基本的な要素については、約半数の人が一定の満足度を示していることがわかった。
一方で「気分転換を支える環境要素」については低い水準にとどまた。業務環境と比較すると、十分に整備されているとは言い難い状況がうかがえる。
「気分で席や場所を選べる」「植物や自然の要素」「心地よい音や香りの演出」といった、能動的なリセットを促す要素に対して、肯定的な回答をしている層は3割に満たないという結果となった。
まとめ
多くのビジネスパーソンが日常的に「気分の切り替え」の必要性を感じている一方で、それを支える職場環境が十分に整備されていない実態が明らかになった。ストレッチや雑談などの行動を取れている人では職場環境への満足度も高い一方で、切り替えができないまま業務を続ける層では、職場へのネガティブな評価が目立っている。
単なる業務効率化だけでなく、従業員が自然にリフレッシュできる環境づくりの重要性が改めて示唆されたと言えるだろう。今後は自社でも、フリーアドレスや休憩スペースの活用、コミュニケーション促進施策、音・緑・照明など空間設計の見直しを進め、生産性とウェルビーイングの両立を図る取り組みを進めたい。












