オフィスの環境音、約4割が実質的な「業務効率低下」 イデックスビジネスサービス調査
株式会社イデックスビジネスサービス(本社:福岡県福岡市)は、週3日以上出社する20~40代の会社員を対象に「オフィス環境における『コミュニケーションと音』」に関する調査を実施した。
調査概要
「オフィス環境における『コミュニケーションと音』」に関する調査
調査期間:2026年6月8日~2026年6月9日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1010人
調査対象:調査回答時にコロナ禍以前から会社員であり、現在も週3日以上オフィスに出社している20~40代の会社員と回答したモニター
調査元:株式会社イデックスビジネスサービス
モニター提供元:サクリサ
出典元:【オフィスの環境音調査】環境音で約4割が明らかな業務効率の低下を実感!一方で「自分の声が迷惑になる」と約半数が相談や雑談を遠慮している実態が明らかに(株式会社イデックスビジネスサービス)
「ため息」「雑談」がストレスに 約4割が業務効率低下を実感
本調査によると、オフィスで集中力を削がれる音として「ため息や舌打ち、独り言、鼻歌など(33.3%)」「笑い声・雑談(29.8%)」「電話の話し声(18.0%)」が挙げられた。機械音よりも人が発する音に、ストレスを感じる傾向が見られている。
また、音による作業への影響について「明らかな悪影響がある(30.2%)」「業務が一時的に手につかなくなる(13.3%)」と、合わせて43.5%が業務効率の低下を実感していることが明らかになった。
音が気になる際の対策としては「一時的に離席して休憩する(35.0%)」「社内の静かな場所へ移動する(30.7%)」など、音源から距離を置く行動が多く選ばれた。
静かな職場では相談をためらう声も 用途別の空間整備に期待
一方で、静かなオフィス環境にも課題があると同社は解説。「周囲に迷惑をかけるかもしれない」と気を遣い、同僚への相談や雑談を控えた経験が「よくある」「ときどきある」と回答した人は52.5%に上っている。
現在のオフィスについて「集中スペース」と「会話・オンライン会議スペース」が十分に分けられていないと回答した人は半数を超えた。その結果「気軽に相談や雑談ができない」「オンライン会議で周囲に気を遣う」「周囲の音で集中できない」といった課題が挙げられている。
また、今後オフィスに求める設備としては「適度な雑音がありリラックスして話せるオープンラウンジ(26.7%)」「完全防音の個室ブース(22.9%)」「予約不要のミーティングスペース(22.3%)」が上位に。用途に応じた空間設計へのニーズが高いことがわかった。
まとめ
オフィスの環境音は、集中力や生産性を低下させる。その一方で、静かすぎる環境ではコミュニケーションを控える要因にもなるなど「音」が働き方に与える影響の大きさが浮き彫りとなった。集中したい人と会話したい人が同じ空間を共有することが、双方にストレスを生じさせている実態もうかがえる。
オフィスレイアウトやファシリティ管理を「働きやすさ」の視点から見直すことが重要となるだろう。集中ブースや打ち合わせスペースを用途別に整備するほか、オンライン会議専用スペースやカジュアルに会話できるエリアを設けることで、業務効率とコミュニケーションの両立が期待できる。
オフィス回帰が進む今こそ、従業員の生産性やエンゲージメント向上につながる空間づくりを進めていきたい。













