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転勤・単身赴任「退職を考えるきっかけになった」35% エン調査

2026.09.09
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エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営する転職サイト『ミドルの転職』は、35歳以上のユーザーを対象に「転勤・単身赴任」についてアンケートを実施。調査では55%が転勤を経験し、そのうち76%が単身赴任を経験、さらに35%は転勤をきっかけに退職を考えたことがあると回答したことがわかった。

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
調査期間:2026年5月11日~2026年7月14日
有効回答数:765名
出典元:ミドル世代2000人に聞いた「転勤(単身赴任)」実態調査 4割以上が転勤をきっかけに退職を考えたことがある。 ー『ミドルの転職』ユーザーアンケートー(エン株式会社)

転勤経験者の76%「単身赴任」を経験

転勤経験者の76%「単身赴任」を経験

本調査では転職経験について、55%が「ある」と回答。年収別では「599万円以下(44%)」「600万円~999万円(56%)」「1000万円以上(77%)」となり、年収が高い層ほど転勤経験者の割合が高かった。職種別では「コンサルタント系(75%)」が最多だったという。

転勤経験者の赴任形態では、76%が「単身赴任をした」と回答。「家族揃って転居した」は約4人に1人だった。転勤期間は「1年~3年程度(32%)」が最多で「3年~5年程度(26%)」が続いている。

また、転勤回数では「1回(27%)」が最も多かったものの「5回以上(26%)」もほぼ同じ水準に。転勤先は国内では「東京都(35%)」が、海外では「アメリカ(10%)」が最多だった。

転勤をきっかけに35%が退職を検討

転勤をきっかけに35%が退職を検討

続いて、転勤経験者に「転勤をきっかけに、退職を考えたことがあるか」を質問。35%が「ある」と回答した。理由としては「2拠点生活は思っている以上にお金がかかり、寂しさもあった」「妻が第三子を妊娠していたため、負担になると思った」「家族の進学を考慮した」といった声が挙がっている。

転勤を経験して良かったことでは「知らない土地・環境を知る機会になった(67%)」が最多に。一方、良くなかったこととして「単身赴任で家族と離れ離れになった(41%)」が最も多く挙げられている。

また「退職のきっかけになった(退職した)」と回答した割合には年代差がみられた。「30代(46%)」が最多で、次いで「40代(25%)」「50代(16%)」「60代以上(11%)」と続いた。

今後の転勤、単身赴任なら68%が承諾

今後の転勤、単身赴任なら68%が承諾

今後、転勤の辞令が出た場合の対応については、家族で赴任する場合「承諾する」「条件付きで承諾する」を合わせて半数が承諾すると回答。単身赴任の場合は68%となり、家族での赴任より承諾する割合が高いことがわかった。

承諾する・条件付きで承諾するとした回答者からは「任期が明確であること」「納得できるだけの手当が支給されること」「業務上の配慮や費用補助があること」など、転勤に伴う条件を挙げる声がみられている。

一方、拒否する理由として「子どもがまだ独り立ちできる年齢ではない」「単身赴任を2年間経験し、もう家族のそばにいたい」といった声も寄せられた。

まとめ

転勤制度を維持する場合、従業員が受け入れやすい条件や支援をどう設計するかは、人事担当者が検討すべきテーマになりそうだ。

今回の調査では、転勤経験者の76%が単身赴任を経験する一方、転勤をきっかけに35%が退職を考えていた。さらに、転勤の良かった点として「知らない土地・環境を知る機会」が挙がる一方、良くなかった点では「家族と離れ離れ」が最多となっており、転勤にはキャリアや経験の機会という側面と、生活への負担という側面があることが分かる。

企業として「転勤」にまつわる待遇や制度のアップデートが求められている、といえるだろう。任期や手当、家族事情など、従業員が転勤を判断する際の条件を把握し、制度や個別対応に反映できるようにしていきたい。