勤務先の防災ルール「知らない」「わからない」35.8% キャリアデザインセンター調査
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が運営する『女の転職type』は、会員165名を対象に「防災」についてアンケートを実施。通勤時にヒールのない靴を履く人が87.4%にのぼり、防災を意識して通勤靴を見直した人も4割近くに達したことが明らかになった。一方で、勤務先の災害時の防災ルールについて「知らない・わからない」と回答した人は35.8%だったという。
調査概要
調査内容:第138回「防災への備え、どうしてる?」 / データで知る「女性と仕事」
調査期間:2026年07月16日~07月23日
有効回答数:165名
調査対象:女の転職type会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典元:防災への備え、どうしてる?(株式会社キャリアデザインセンター)
通勤靴は87.4%がヒールなし、防災意識で見直す人も
本調査の結果、普段の通勤時によく履く靴では「スニーカー(64.9%)」が最多に。「フラットシューズ・ぺたんこ靴(22.5%)」と合わせると、87.4%がヒールのない靴を選んでいることが明らかになった。「ローヒール(7.9%)」「ミドル・ハイヒール(4.0%)」を合わせたヒールありの靴は1割程度だった。
近年の震災などの影響を受け、通勤時の靴選びに変化があったかを質問。6割弱が「特に変化はない」と回答した。
一方、「スニーカーやフラットシューズを履くようになった(33.3%)」「ハイヒールを辞め、ローヒールの靴を履くようになった(4.8%)」「履き替えるようになった(1.8%)」と、防災を意識して歩きやすい靴へ切り替えた人が39.9%だった。
勤務先の防災ルール「知らない・わからない」が35.8%
勤務先の災害時の防災ルールについて知っているかをたずねた項目では「ルールがあるかどうか知らない・わからない(35.8%)」が最多に。「ルールがあり、その内容も知っている」は23.6%にとどまった。
勤務先での災害用の備蓄についても「備蓄があるかどうか知らない・わからない(37.0%)」が最多に。「十分な備蓄があり、その場所や内容も知っている」は13.3%だった。
勤務先に求める災害時の対応としては「一斉帰宅の抑制や、リモートワークへの柔軟な切り替え判断(27.9%)」「災害時の帰宅・待機ルールの明確化(26.7%)」という結果になった。
まとめ
通勤時の靴を防災の観点から見直した人が39.9%いる一方、勤務先の防災ルールや災害用備蓄については「知らない・わからない」がそれぞれ35.8%、37.0%にのぼった。災害時に勤務先に求められている対応や、備蓄状況が従業員に十分伝わっていない状況がうかがえる。
勤務先に求める対応では「一斉帰宅の抑制やリモートワークへの柔軟な切り替え判断」や「災害時の帰宅・待機ルールの明確化」が上位となっている。
備蓄品を用意して防災ルールを策定するのはもちろん、周知に課題があることが可視化された。誰がどのタイミングで判断し、従業員にどのような行動を求めるのかを具体化したうえで、平時から繰り返し周知しておく必要があるだろう。
災害時のルールや備蓄品の所在の浸透は、防災訓練などを通じて実際に機能するかを確認しながら見直していくことが重要だ。災害時にも従業員が迷わず行動できる体制を整備していきたい。











