6月は「梅雨バテ」に要注意!65%が梅雨バテの頭痛を経験。原因と対処法は?
6月に入り、各地で梅雨入りのシーズンを迎えている。
そんな中、株式会社リーフェ(東京都武蔵野市)は、梅雨入り直前の時期に合わせ、隠れた重大リスクが潜む「梅雨バテ」の実態を調査した。
その結果、3人に1人が「梅雨の体調不良」の経験があり、特に50代女性の7割以上が「梅雨の体調不良」の経験があるようだ。
■3人に1人が梅雨時期に体調不良を経験
「梅雨時期に体調を崩しやすいと感じたことはありますか。」という質問を行ったところ、全体の32%が「はい」と回答。
特に50代女性の76.9%が梅雨の体調不良を経験したと判明した。
男性では、40代がもっとも多く、年齢も関係していることがうかがえる。
■梅雨の不調で最も多いのはダントツ頭痛で6割以上
「梅雨時期に起こる不調はどんなものがありますか。 」という質問をしたところ、頭痛(65.6% )が一番となった。
次いで、倦怠感(40.6%)、疲れ(37.5%)だった。
20代男性は寝不足・立ちくらみが全員に該当した。
30代女性はメンタル面(イライラ)が6割を超えている。
梅雨バテ代表格の頭痛
梅雨の体調不良は気象や外気の温度など様々な要因が考えられるが、実は見落としがちなのが“水分”の循環だ。梅雨は湿度が高いため、人間が生きる上でもっとも重要な体温調節がうまく機能しない。身体の熱は「汗」をかき、それが蒸発することで体を冷やし、熱を逃がすことが出来る。
しかし、梅雨は湿度が高く夏と比べると気温も高くないため、汗が蒸発しづらく、体温が体の中にこもってしまう。これが「倦怠感」とも言われている。また体の水分が不足すると脳に向かう血液の量が少なくなるので、頭痛につながってしまう可能性があるようだ。
■梅雨でも水分に対して気を遣う人が多い
「梅雨の時期にこまめな水分補給を心掛けていますか。」という質問に対し、58%が「はい」と回答。
梅雨でも水分に対して気を遣う人が多いことがうかがえる。
■アルコールやコーヒーは水分補給にならない?!
「夏(6,7,8月)に飲むことが多い飲み物はどれですか? 」という質問では、男性は女性に比べてアルコール飲料を飲むことが多いことがわかった。40代女性はコーヒーで水分補給を行うという回答も多い。
利尿作用の高いアルコールやコーヒーやお茶などを多く摂取することで余計脱水を促してしまうことも少なくない。
■こんな時は脱水や熱中症の危険性が高い?!
・頭痛や倦怠感など何となく気分が優れない
・水分補給は大体コーヒーやお酒
・尿が濃い黄色、臭いもきつい、回数が少ない
・脇に汗をかかないのは危険なサイン
・口の中が乾いている
・睡眠時間が短い
・食事回数が3食より少ない
・普段からあまり運動習慣がない
・その他、肥満、高齢、二日酔い など
■梅雨バテの予防法
・こまめに塩分や水分を摂る
・帽子や日傘で直射日光を防ぎ、涼しい服装で出かける
・体調が悪い時に無理をしないようにする
(もしダルさを感じた場合は、涼しい場所で休んだり、大きな動脈の通る、首、わきの下、鼠径部を冷やしたりするとよい。)
・日頃から旬な野菜・果物を採り入れる
・有酸素運動・無酸素運動をバランスよく行っておく
・食事をしっかり摂る時間がないという人は、飲食店で品数の多い定食を注文する
■現役内科医考案!梅雨バテ対策スペシャル経口補水ドリンクレシピ
①材料
レモン 大さじ1
リンゴ酢 小さじ1
オリゴ糖 大さじ1
はちみつ 大さじ1+小さじ1
塩 ひとつまみ
②作り方
・コップと材料を用意します。
・水を注ぎ、材料を分量の通りに入れる。
・スプーンでかき混ぜる。
・完成。
③おすすめの組み合わせ食材
ビワ、パイン、キウイ、ウメ、桃、ライチ、ミント、メロンなどの夏のフルーツ
■まとめ
65%の人が梅雨バテの頭痛を経験しているようだ。
夏バテとは違った原因からくる不調を放置しておくと、 夏の暑さでやられてしまいそのまま夏バテに繋がることも考えられる。
今回の記事を参考に梅雨バテを防いでほしい。
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