大和ハウス工業が3カ月の育休取得で100万円支給する報奨金制度を開始
大和ハウスグループの大和リース株式会社(本社:大阪市中央区、社長:北哲弥)は、育児・介護休業法の改正に伴い、2015年度より運用する子どもが誕生した職員に一時金を支給する「エンジェル奨励金」制度の支給基準を変更し、男性の育児休業取得日数に応じて支給額を最大100万円に増額する制度を開始した。
子育て支援制度「エンジェル奨励金」について
同社は子育て支援の一環として、2015年度より子どもが誕生した職員に対して一時金を支給する制度「エンジェル奨励金」を導入した。2023年4月より、男性の育児休業取得を促進(育児家事を夫婦で行う)することで、女性の社会進出と活躍を支援する目的で、支給基準の見直しを行った。
変更前の支給基準
第1子 = 30万円
第2子 = 50万円
第3子以降 = 1人につき100万円
変更後の支給基準
男性の育児休業(産後パパ育休含む)取得の合計日数に応じて支給
法改正に伴うその他の対応
産後パパ育休(出生時育児休業)の創設
・子の出生後、8週間以内に、4週間(28日)まで取得することが可能。
(4週間を超える部分については 通常の育児休業の取得となる)
・分割して、2回取得が可能。
・同社の規程に定めている「ハローパパ休暇」制度(配偶者分娩休暇2日+年次有給休暇3日)は、法改正後も利用可能。
育児休業の分割取得
・分割して、2回取得が可能。
制度改定のねらい
同社は従業員の「仕事」と「育児」の両立支援のため、男性の育児休業取得を推進している。“ワーク” と“ライフ”の相乗効果が日々の仕事における生産性・創造性のアップにもつながること、さらに、男性の育児休業取得の促進(育児家事を夫婦で行う)は、女性の社会進出と活躍の支援につながる。 その趣旨から、「エンジェル奨励金」の申請には、家庭内における家事・育児タスクの見える化と、ワンオぺレーション防止のための「家事・育児シェアシート」(独自書式)の提出を必須としている。
会社概要
社名(商号):大和ハウス工業株式会社 DAIWA HOUSE INDUSTRY CO., LTD.
本社所在地:大阪市北区梅田3丁目3番5号
電話/FAX:06-6346-2111/06-6342-1399
創業:1955年4月5日(設立1947年3月4日)
代表者:代表取締役社長 芳井敬一
資本金:1618億4518万4151円
決算期:毎年3月31日
まとめ
従業員のエンゲージメント向上や企業としての魅力向上にもつながることから、男性の育児休業取得を推進する取り組みを重要視する動きは加速している。同社の取り組みもぜひ参考にしていただきたい。