【分析レポート】オンラインカウンセリングサービス「Smart相談室」相談内容内訳

株式会社Smart相談室(本社:東京都港区、代表取締役:藤田康男)は、メンタル不調になる前に従業員をサポートするオンラインカウンセリングサービス「Smart相談室(スマートそうだんしつ)」の、2023年6月の相談内容に関する分析レポートを発表した。
2023年6月の相談内容

相談内容で一番多かったのは「仕事に関すること」。「Smart相談室」は、外部のカウンセラーに相談できるサービスのため、社内で相談しにくいことを相談できる特性がある。本来、仕事に関することであれば社内で対応するのが一般的だが、社内の評価に影響を及ぼす可能性や、特定の誰かについて話すことを考慮しているといった状況を垣間見ることができる。
2位は「コーチングの受講」となった。コーチングは、明確な課題に対してプロのコーチと一緒に自分の内面を確認していくことができる。安定した精神状態の中でより生産性を上げることや、目標達成に対して意欲を持つ人が「Smart相談室」の利用者に多くいることがわかる。
5月と比較して、「その他」の項目が増加した。選択肢式の相談項目を見ると「調子が悪いわけではないけどなんだかモヤモヤする」といった相談が増えている様子が分かる。ちょっとしたモヤモヤをそのまま放っておくと、状況が悪化し、メンタル疾患に陥ってしまうことがある。今の日本では、「何となくモヤモヤする」といった悩みを相談する窓口が多くはない。医療機関に行くほどでもないが、社内で話すことでもない相談をかかえている時にSmart相談室を使っている状況が推察される。
相談方法内訳
Zoomが87%と、圧倒的に多い。次に多いのが電話となった。いずれも時間や場所を選ばず、リラックスした環境で相談が可能だ。カウンセリングというサービスはこれまで対面が基本であり、それが良い、という社会的な認識があった。しかし、コロナ禍によって行動変容が迫られるとともに、気軽に相談したいという相談者のニーズから、オンラインや電話でのサービス提供が広まっている。
3位はオンライン文通となった。オンライン文通は、Smart相談室独自のツールで、相談者とカウンセラーが同じスレッド上で文章のやりとりをするもの。メールアドレスや電話などの個人情報を介さずに、非同期でやりとりができる。
まとめ
メンタルヘルスケアにおいては、不調になる前の予防が重要である。社外で気軽に相談できる場を作ることも、企業の大切な取り組みだろう。