オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

Z世代の理想の職場環境は? 調査で人間関係やワークライフバランスを重視する結果が明らかに

2023.07.31
オフィスのミカタ編集部

労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、複数のSaaSを展開する株式会社うるる(東京都中央区 代表取締役社長:星知也)が運営する電話代行サービス「fondesk」は、全国のZ世代(1996年~2004年生まれ)のビジネスパーソン510名を対象に、「理想の職場環境」に関する実態調査を実施した。

Z世代の6割が現在の仕事や環境に対して満足している

株式会社うるるは、Z世代(1996年~2004年生まれ)のビジネスパーソン510名を対象に「理想の職場環境」について、「組織文化・制度」「働き方・働く環境」「IT・AIの導入とデジタル環境」の3つに分けて現在と理想について実態調査を実施した。現在と理想について、大きな差は見られずZ世代のビジネスパーソンはおおむね理想の職場で働けているようだ。

やりがいを感じる理由として、職場環境としては「上司や先輩と対面コミュニケーションしやすい(50.6%)」「ワークライフバランスが重視されている(33.5%)」「人事制度や報酬制度が明文化&公開されていて、公正な風土がある(27.9%)」が上位にあげられている。やりがいを感じない意見としては、「育休取得の推進、子育て支援策が豊富(27.4%)」「上司や先輩と対面コミュニケーションしやすい(25.7%)」があがっており、人間関係の円滑さやライフステージに伴う社内制度が整っているかがZ世代にとっては重要な要素となりそうだ。

6割は肯定派であったが、否定派の意見としては、「昭和体質で指示が雑」「無駄な会議、やり取りが多い」など職場の雰囲気や業務効率化の面で不満を感じる意見があげられた。

Z世代が考える理想の職場、「人間関係のよさ」「柔軟な勤務形態、服装」

Z世代が考える理想の職場として、多かった回答を紹介する。

・上司や先輩と、対面コミュニケーションしやすい(36.7%)
・ワークライフバランスが重視されている(32.7%)
・カジュアルな服装での出勤も認められている(38.8%)
・時差出勤など、柔軟な通勤時間や方法が認められている(37.5%)
・PCやスマホ等の端末が個別に支給されている(37.3%)
・書類のペーパーレス化を目的に、データで情報管理している(32.7%)

現在の職場でやりがいを感じている意見と上位はほぼかわらず、Z世代のビジネスパーソンの6割は理想の職場で働けているといえるだろう。

調査概要

調査名:「理想の職場環境」に関する実態調査
調査対象:1996年(27歳)~2004年(19歳)生まれの全国のビジネスパーソン
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年7月10日~7月11日
サンプル数:510名

まとめ

学生時代や就職して間もない頃をコロナ禍で過ごしてきたZ世代。株式会社SHIBUYA109エンタテイメントの調査によると、Z世代が企業に求めることについて、やりがいから「福利厚生」「給与水準」など待遇面を重視する結果にあるという(※)。今回のデータや仕事に対する意識調査を元に、求人の見せ方や取り上げる項目について考えていきたいところだ。

※関連記事:【Z世代の仕事に関する意識調査】6割のZ世代が「人前で褒められたくない」