リスキリング支援サービス『学びのコーチ』リスキリング実施の実態及び課題意識を調査

パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大浦征也)が展開する、リスキリング支援サービス『学びのコーチ』は、「リスキリング」に関する定点調査を四半期ごとに実施している。3回目となる今回は、企業におけるリスキリング推進の課題意識が明らかになった。
※本調査でいうリスキリングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義。
調査結果はこちら
調査結果サマリー

■すでに約半数の企業がリスキリング施策を実施しており、前回の6月調査(41.6%)よりも伸長
■重視するスキルに「AI活用(ChatGPT等)」が上昇、AIの導入・検討している企業増加
■リスキリングの取り組みに成果を感じている企業は約8割となり、前回の6月調査(63.7%)から大きく増加
■リスキリングの取り組みを評価するための指標は「管理職、マネジャーの満足度(41.5%)」が1位
■大企業のリスキリング施策の年間予算と中小/スタートアップ企業の年間予算で大差がなかった「1千万円以上~3千万未満」
■リスキリング施策において「重視すること」1位は「従業員リスキリング目的の明確化(28.7%)」
■リスキリングを推進する上での課題1位は「施策の企画リソース(体制)が足りない(23.1%)」
■成果実感があった企業と成果実感がなかった企業での共通の課題は、「取得すべきスキルを明確にできない」「施策の企画リソース(体制)が足りない」「施策の運用リソース(体制)が足りない」
調査概要
調査手法 ︓ インターネットリサーチ Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査対象 ︓ 全国の企業にお勤めの方
調査期間 ︓ 2023年8月28日~2023年9月1日
対象人数 ︓ 662
企業属性 ︓ ※大企業︓従業員数が300人以上の企業
※中小企業とスタートアップ︓従業員数が300人未満で、新規事業開発と成長を経営の主軸に置かない企業と従業員数が300人未満で、新規事業開発と成長を経営の主軸に置く企業。大企業の子会社やグループ会社は含まれない。
※ 製造業:電子部品・デバイス・電子回路製造業、情報通信機械器具製造業、電気機械器具製造業(上記に含まれないもの)、その他製造業
※通信情報サービス:通信業、情報サービス業、その他の情報通信業
まとめ
調査の結果から、リスキリングをただの研修で終わらせず、生産性向上などの成果につなげようとする企業の意志・意図が感じられた。企業の意志で必要な人財を育成できる成功体験は、デジタル化による企業成長と人的資本管理を支える大切なプロセスだと言えるだろう。