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「会社員でよかった」と感じる人が7割超|Sansan「会社員イメージ調査」第2回

2024.03.27

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、就職や転職がピークを迎える4月を前に、企業で働いている20〜50代の社会人を対象に「会社員イメージ調査(第2回)」を実施した。同社は2023年11月には、企業で働いている20〜50代の社会人および、保護者が企業で働いている中高生を対象とした「会社員イメージ調査(第1回)※」を実施。本調査では第1回の結果を受けて、会社員自身がどう感じたかを明らかにしている。

Sansan、勤労感謝の日を前に「会社員イメージ調査」を実施、 社会人と中高生の「会社員」に対するイメージに大きなギャップ~90%の中高生が「会社員はかっこいい」と回答~(Sansan株式会社)

「会社員はかっこいい」との声に約7割が「意外」

「会社員はかっこいい」との声に約7割が「意外」

本調査によると、第1回調査で90%近くの中高生が「会社員はかっこいいと思う」と回答したことに対し、約70%の会社員が「意外だと思った(26.6%)」「どちらかと言えば意外だと思った(38.9%)」と回答したことが明らかになった。

意外だと感じた理由には「会社員である自分のことをかっこいいと感じることがないから(40.5%)」「あまり注目されることがない存在だと感じているから(40.4%)」「会社員ではない働き方のほうがかっこいいと感じるから(26.3%)」が上位に挙げられた。同社によると、自由回答では「今はYouTuberのような職業に憧れている子どもが多いのだと思っていた」というコメントも寄せられたという。

「会社員でよかった」7割超

「会社員でよかった」7割超

続いて本調査では「会社員でよかった」と思うことがあるか質問。その結果「会社員でよかったと思うことがある(21.7%)」「どちらかと言えばある(50.1%)」と、合わせて70%以上が肯定的に捉えていることがわかった。

会社員でよかったと思う理由については「環境や報酬が安定しているから(57.3%)」「会社員でなければなかった出会いがあるから(27.9%)」「一人ではなく、チームで仕事ができるから(26.2%)」といった回答が上位に。安定の面以外では、出会いやチームワークなど、人とのつながりに価値を感じている人が多いことがうかがえる。

やりがいを感じる会社員が6割超

やりがいを感じる会社員が6割超

次に、会社員としての仕事にやりがいを感じることがあるかを調査。その結果「ある(17.1%)」「どちらかと言えばある(44.0%)」と、合わせて60%以上がやりがいを感じていることが明らかになった。

どういったときにやりがいを感じるかとの問いには「自分の能力を活かせていると感じたとき(53.8%)」「誰かの役に立ち、感謝されたとき(48.2%)」「難しい仕事をやり遂げたとき(32.0%)」が上位となった。

また、今後も会社員として働きたいと思うかとの質問に「思う(23.8%)」「どちらかと言えば思う(38.1%)」と60%以上が前向きな回答をしていることがわかった。

調査概要

調査名:会社員に関するイメージ調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:企業で勤務する20代〜50代の社会人 1213名
調査期間:2024年3月1日~3月6日
調査企画:Sansan株式会社
出典元:Sansan、「会社員イメージ調査」第2回を実施 70%以上が「会社員でよかった」と回答~理由は「安定」「ビジネスの出会い」「チームでの仕事」~(Sansan株式会社)

まとめ

本調査では会社員という職業に対して、多くの人が肯定的な印象を抱き、やりがいを持って仕事をしている実態が明らかになった。

やりがいを感じるポイントとして最も多かったのは「自分の能力を活かせていると感じたとき」であったことから、適正な配置が従業員のモチベーション向上に効果的だと考えられる。また「誰かの役に立ち、感謝されたとき」「難しい仕事をやり遂げたとき」なども上位に並んでおり、感謝の言葉を言い合える環境やチャレンジできる環境も重要だと言えるだろう。

従業員が「働き続けたい」と感じられる職場を作っていく上で、参考になる部分が多い調査ではないだろうか。自社の環境を見つめ直す機会にしていただきたい。