「マイクロマネジメント」5割以上の若手が離職意向に IKUSA調査
株式会社IKUSA(本社:東京都豊島区、代表取締役:赤坂大樹)は、社会人1〜5年目の若手社員400名を対象に「マイクロマネジメントに関する実態調査」を実施。上司・部下間の関係性が若手社員の定着や従業員エンゲージメントに与える影響に着目し、実態を明らかにした。
調査概要
調査名:マイクロマネジメントに関する実態調査
調査目的:若手社員から見た上司の細かい関与(マイクロマネジメント)の実態把握
調査時期:2026年4月
調査対象:社会人1〜5年目(一般職〜主任、直属の上司あり)
有効回答数:400名
調査方法:インターネット調査
出典元:「マイクロマネジメントに関する実態調査」の結果を公表(株式会社IKUSA)
※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある
若手の約4割「細かい関与」を実感 「萎縮」の経験は9割超
本調査ではまずはじめに、直属の上司がどの程度業務に関与するかを質問。「かなり細かく指示される(17.0%)」「やや細かい(22.8%)」という結果だった。合わせて39.8%が、マイクロマネジメントに近い環境で働いている可能性が明らかになった。
続いて、細かい関与を受けた層(n=159)を対象に、該当する経験を質問。「ミスを恐れて挑戦できなくなった(42.8%)」「上司の顔色をうかがうようになった(31.5%)」「提案を控えるようになった(20.1%)」など、計94.4%が萎縮につながるネガティブな経験をしたと回答した。
さらに「マイクロマネジメントが原因で『辞めたい』と思ったことはありますか?」と質問。「何度もある(26.0%)」「一度はある(28.5%)」と、合わせると54.5%が、離職を検討したことがあることが判明した。
理想とするのは「管理」より「対話」
さらに本調査では、上司からの業務の進め方への「関与」の受け止めについても質問。「ありがたい(18.3%)」「ややありがたい(30.0%)」と、48.3%がポジティブに評価した。さらに、細かい関与を受けた層の64.8%は「モチベーションが向上した」と回答している。
理想とする上司のマネジメントスタイルについては「定期的に対話し、アドバイスをくれる(34.8%)」が最も多く、最下位は「細かく進捗管理してくれる(11.0%)」だった。
まとめ
約4割の若手社員が上司による細かな関与を実感しており、その多くが萎縮や挑戦意欲の低下を経験していることが明らかになった。半数以上が離職を考えた経験がある一方で、関与そのものを否定する声ばかりではなかった。適切なサポートや対話を求める傾向もみられるなど、重要なのは関与の有無ではなく、「関わり方そのもの」であることがうかがえる。
若手社員の定着やエンゲージメント向上に向けて、管理中心ではなく対話を重視したマネジメントを組織全体に浸透させることが重要になるだろう。
管理職向け研修や1on1の運用支援を通じて、適度な関与と自律性のバランスを取れるマネジメント体制を整備し、若手社員が安心して挑戦できる職場づくりにつなげていきたい。













