副業をしている会社員の約半数がAIによる「副業スキル価値の低下」に危機感 事業家集団調査
株式会社事業家集団(本社:東京都千代田区、代表取締役:田辺由美子)が運営する「創業支援ポータル」は、副業を行っている会社員330人を対象に「生成AI時代における会社員の副業実態」に関する調査を実施した。
調査概要
調査期間:2026年6月2日~6月3日
調査方法:インターネット調査
調査対象:副業を行っている会社員(20代~50代の男女)
調査人数:330名
モニター提供元:RCリサーチデータ
出典元:株式会社事業家集団
※回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合がある
副業収入は月1万~5万円が最多 収入変化は限定的
本調査の結果、現在行っている副業としては「データ入力・事務作業(27.3%)」が最多で「販売・接客・軽作業(23.6%)」が続いた。また、副業による平均月収は「1万円~5万円未満」が40.6%で最も多く比較的、小規模な収入を得ている層が中心となっている。
一方、生成AIの普及前と比べた副業収入については「変化はない」が51.8%で過半数を占めた。現時点ではAIの普及による収入への直接的な影響は限定的であるものの、今後の市場変化を見据えた不安を抱える人も少なくないようだ。
AIへの危機感と期待が共存 起業に関心も約6割
続いて、生成AIによって自身の副業スキルが代替され、価値が下がることへの危機感について質問。その結果「とても感じている」と「やや感じている」が合わせて49.7%と、約半数に達したことが明らかになった。
一方で、AIを活用したビジネスでの起業に「興味がある」と回答した人は58.2%だった。AIを脅威と捉えるだけでなく、新たな収益機会として期待する姿勢も見られている。
ただし、起業への障壁として「AIに関する技術的知識やスキルの不足(42.1%)」「失敗した際のリスクへの不安(29.4%)」「事業資金の不足(28.8%)」といった声も多く挙げられた。AI活用への意欲は高いものの、実践に向けた知識や支援を求める声が多いことが明らかになった。
まとめ
本調査の結果、現時点では生成AIの普及による収入減を実感している人は限定的だった。一方、自身のスキル価値の低下に危機感を抱く人は約半数に上ることが明らかになった。
また、約6割がAIを活用した起業に関心を示したものの、技術的な知識不足や失敗への不安が大きな壁となっていることも浮き彫りになった。
副業・兼業制度の整備はもちろん、AIリテラシー教育やリスキリング支援、キャリア自律を後押しする研修制度の充実など、「AI時代の働き方」に適応できる環境づくりが求められる時代、といえるだろう。













