28卒採用、約8割の企業が「難しい」と予想、20代「通年採用」実施企業も半数 学情調査
株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に「2028年卒採用に関するアンケート」を実施。その結果、2028年卒採用の難易度について、約8割の企業が採用難を予想していることが明らかになった。
調査概要
調査期間:2026年6月22日~2026年7月3日
調査機関:株式会社学情
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:450社
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:28卒採用、企業の8割が難化を予想。採用人数・予算は増加傾向(株式会社学情)
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
採用人数「増やす」は17.5%、予算増は25.7%
本調査では、2028年卒採用の難易度について「難しい(43.6%)」「やや難しい(33.8%)」という結果に。合計77.4%の企業が、採用難を予想していることが明らかになった。
また、同社の報告によると、2028年卒の採用人数を2027年卒より増やすか尋ねる項目では「増やす(8.2%)」「やや増やす(9.3%)」と、計17.5%が増やす予定だった。
ただし、前年同時期の2027年卒採用調査と比べると「増やす」の合計は2.5ポイント減少しており「減らす」の合計は3.8ポイント増加。採用難が続くなかでも、採用目標を抑制する動きがみられている。
採用・インターンシップなどに関する予算については「増やす(8.4%)」「やや増やす(17.3%)」と、計25.7%が増額と回答。採用人数を増やす企業を上回っており、採用競争に対応するため、学生との接点づくりに予算を振り向ける企業が一定数あると考えられる。
「20代通年採用」実施企業は50.2%
さらに本調査では、新卒採用の難化を受け、既卒・第二新卒など20代を対象とした「20代通年採用」を実施・検討しているか質問。その結果「既に実施している」が50.2%で半数を占めた。「検討している(19.6%)」を合わせると69.8%となり、約7割の企業が20代通年採用に取り組んでいる、または検討していることがわかった。
前年同時期と比べ、「既に実施している」は1.7ポイント「検討している」は5.6ポイント減少した。新卒一括採用だけに依存せず、20代の既卒・第二新卒などへ採用対象を広げる動きは続いているようだ。
まとめ
2028年卒採用では、77.4%の企業が「難しい」「やや難しい」と予想。少子化に加えて採用活動の早期化や選考プロセスの多様化、大手企業との待遇面での競争など、採用を取り巻く環境は厳しさを増している。一方、採用人数や予算を増やす企業も一定数あり、採用競争への対応を進める企業の姿勢もみられる。
こうした中、新卒採用の早期化に対応するだけでなく、インターンシップや説明会など学生との接点を見直し、自社の魅力を伝える機会を増やすことが重要になるだろう。また「20代通年採用」のように既卒・第二新卒まで採用対象を広げる選択肢も含め、採用チャネルを多様化することが求められそうだ。採用人数だけでなく、採用手法や予算配分も含めて戦略を見直し、人材確保につなげたい。












