広告掲載について オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

SaaS企業のビジネス職採用、48%が「業界・業務経験」重視 エムエム総研調査

2026.09.17
  • ツイート
  • はてなブックマーク
  • クリップしました

    マイページで確認できます

「セールス、マーケティングのデジタルシフト」を支援するマーケティングカンパニー、株式会社エムエム総研(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役CEO:萩原張広)が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」は、SaaS事業を展開する企業の責任者・マネージャー層を対象に「ドメインエキスパート」の活用実態を調査した。

調査概要

調査名:SaaS企業における「ドメインエキスパート」活用実態調査
調査対象:SaaS事業を展開する企業の責任者・マネージャー層
有効回答数:1033人
調査期間:2026年8月14日~2026年8月17日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社エムエム総研
モニター提供元:サクリサ
出典元:SaaS企業の48.0%がビジネス職採用で「業界・業務経験」を重視。「SaaS経験」の32.9%を上回る【1,033人調査】(株式会社エムエム総研)

SaaS企業の約9割が新規業界・業務領域への展開を推進

SaaS企業の約9割が新規業界・業務領域への展開を推進

本調査では、特定の業界・業務領域への新規展開を「積極的に進めている(41.9%)」「一部進めている(49.4%)」と回答した企業が、合わせて91.3%に達したことが明らかになった。

一方、新たな業界・業務領域への展開における課題では「特有の法規制やルールの対応(51.7%)」が最多に。次いで「現場のリアルな業務課題の理解(43.5%)」「独自の商習慣や決裁フローの把握(35.8%)」が続いた。

ビジネス職採用で重視する経験に部門差

ビジネス職採用で重視する経験に部門差

営業やCS(カスタマーサクセス)などのビジネス職を採用する場合、重視する経験には、部門による違いが見られた。

重視する経験は、経営統括部門では「SaaS業界での経験(49.2%)」が最多に。対して、営業部門では「特定の業界・業務領域での経験(54.2%)」が、CS・サポート部門では「同経験(51.2%)」が最も多かった。

また、ドメインエキスパートに期待する役割では「商談化率・受注率の向上(33.8%)」が最多に。そのほか「ドメインへのプロダクト適合(PMF)加速(32.8%)」「解約率改善・LTV向上(29.5%)」との声も多い。

優先して配属すべきポジションでは「カスタマーサクセス(36.7%)」「マーケティング・広報(35.3%)」「営業(31.5%)」「RevOps・イネーブルメント(31.5%)」が上位に挙げられた。

約7割が異業種出身ドメインエキスパートの活躍を評価

約7割が異業種出身ドメインエキスパートの活躍を評価

異業種から採用したドメインエキスパートについては「期待以上に活躍している(16.2%)」「おおむね期待通り活躍している(51.8%)」と、68.0%が活躍を評価していた。

一方「期待をやや下回っている(24.4%)」「期待を大きく下回っている(4.5%)」との回答もあった。異業種出身者の採用後には、適応面での課題も見られている。

今後2年間の採用方針については「積極的に強化したい(29.3%)」「やや強化したい(52.7%)」を合わせて、82.0%がドメインエキスパートの採用を強化したいと回答した。

本調査では、ドメイン知識不足による課題としてIT関連の知識不足や企業文化への適応などが挙げられた。一方、業界経験者の採用によって「業界固有のルールや慣習への理解が促進された」という回答も挙がっている。

まとめ

本調査結果からは、SaaS企業の事業拡大に伴い、採用において「SaaSを知っている人材」だけでなく「顧客の業界・業務を知っている人材」の重要性が高まっていることがわかる。

実際、91.3%が新たな業界・業務領域への展開を進めている。一方、その課題として特有の法規制やルールへの対応、現場の業務課題の理解などが挙げられた。さらに営業やCS・サポートでは「特定の業界・業務領域での経験」が重視され、8割超が「今後、ドメインエキスパート採用を強化したい」と回答している。

企業としては、事業戦略や配属部門が求める知識・経験を踏まえ、採用要件を具体化するとともに、異業種人材の適応面も考慮した採用・受け入れ体制を整えていきたい。