テレワーク経験者の54.6%が「出社より集中できる」 LASSIC調査
株式会社LASSIC(本社:鳥取県鳥取市・東京都港区、代表者:若山幸司)が運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、テレワーク・リモートワーク経験のあるワーキングパーソン1011名を対象に、出社とテレワークの向き・不向きに関する調査を実施した。
調査概要
調査名:テレリモ総研「出社とテレワークの向き・不向きに関する調査」
調査期間:2026年8月6日~8月12日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
有効回答数:1011人
回答数内訳:男性520人、女性491人/20代184人、30代203人、40代253人、50代261人、60代110人
出社形態:フルリモート勤務181人、ハイブリッド勤務451人、フル出社379人
出社判断:自分の判断で自由に選べる331人、上司の承認や会社の定めで決まる354人、業務の性質や制度により選べない283人
出典元:株式会社LASSIC
出社よりもテレワークの方が「やりやすいこと」は?
本調査ではテレワーク経験者1011名に、出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを4項目について質問。
テレワークの方がやりやすいとする回答は「業務の進め方を自分で決めること(68.8%)」「時間管理スキルを磨くこと(64.1%)」「集中力を保つこと(54.6%)」の3項目で半数を超えた。
一方「チームと連携すること」は25.8%にとどまり、出社の方がやりやすいとする回答が74.2%となっている。
出社形態による違いも
さらに本調査では、テレワークの方がやりやすいとする回答の割合を出社形態別に分析。その結果「業務の進め方を自分で決めること」は「フルリモート勤務」が85.6%でハイブリッド勤務は81.4%、「フル出社」が45.9%という結果に。「時間管理スキルを磨くこと」は「フルリモート勤務」が88.4%、「ハイブリッド勤務」72.1%、「フル出社」43.0%だった。
また、現在フル出社で働いている層でも「業務の進め方を自分で決めること(45.9%)」「時間管理スキルを磨くこと(43.0%)」では、テレワークの方がやりやすいとする回答が4割を超えている。
なお、今回の「フル出社」は、テレワークを経験したうえで現在は出社のみで働いている人を指す。テレワーク未経験者は調査対象に含まれていない。
働き方を選べる層「業務の進め方」は77.6%
続いて同社は、出社するかテレワークするかを誰が決めているかによって、働き方の選びやすさが異なる可能性があると仮定。回答者が選んだ出社判断の回答をもとにした、区分別にも分析した。
その結果「業務の進め方を自分で決めること」は「自分の判断で自由に選べる」が77.6%。「上司の承認や会社の定めで決まる」が72.9%、「業務の性質や制度により選べない」が50.5%という結果だった。
「時間管理スキルを磨くこと」では「自分の判断で自由に選べる」が68.6%、「上司の承認や会社の定めで決まる」が68.4%、「業務の性質や制度により選べない」が49.5%という結果に。「集中力を保つこと」では、それぞれ60.4%、59.6%、38.2%だった。
自分の判断で自由に選べる層と、上司の承認や会社の定めで決まる層では、3項目とも差が5ポイント以内だった。しかし、業務の性質や制度により選べない層では「業務の進め方を自分で決めること」が50.5%、「時間管理スキルを磨くこと」が49.5%と、およそ半数にとどまった。
まとめ
今回の調査から、テレワーク経験者の間では、業務の進め方や時間管理、集中力の維持について、テレワークの方がやりやすいと感じる人が一定数いることが分かった。一方で、チームとの連携については出社の方がやりやすいという回答が74.2%となり、業務内容によって働き方の感じ方が異なることが示されている。
さらに、出社・テレワークを自分の判断で選べる層では「業務の進め方を自分で決めること」が77.6%と、業務の性質や制度により選べない層の50.5%を上回った。これらの結果から、働き方を検討する際には、出社かテレワークかを一律に決めるのではなく、業務内容やチームでの連携の必要性に応じて選択肢を設けることが重要と考えられる。
また、働き方を選択できる環境と、業務の進めやすさに関する回答との間に一定の差がみられている。企業としては、テレワーク制度の有無だけでなく、どの業務をどの働き方に適合させるか、従業員がどの程度柔軟に選択できるかまで含めて制度を見直したい。










