ASKUL事業・リサーチ専門チーム「コロナ影響以降の職場の教育・研修」に関する実態調査

アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃)はこのたび、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している事業所を対象に、「コロナ影響以降の職場の教育・研修」に関する調査をまとめた。
調査概要
【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
【調査エリア】 全国
【調査期間】 2022年2月4日(金)~2月11日(月)
【回収サンプル数】 1,176 (実施者側:n=557、受講者側:n=619)
【設計・実施・分析】 ASKUL事業本部 リサーチ&ビジネスサポート
教育・研修の実施率

新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年以降、教育・研修を実施しているか尋ねたところ、「実施している」と回答した職場は79.0%となった。
実際に実施されている教育や研修方法は「対面型研修」が最も多く47.9%、続いて「オンライン研修」が35.2%となった。
研修の種類

実施されている研修の種類を尋ねると、最も多いのは、「ビジネスマナー研修」で35.9%となった。
受けてみたい研修内容はあるか尋ねたところ、最も多いのは「PCスキル研修」で30.9%となった。
教育研修の課題

教育研修を行う上での課題について尋ねたところ、「人手不足」が最も多く38.2%となった。また、オンライン研修を行う上での課題について尋ねたところ、「実施内容に限りがある」が最も多く31.4%、続いて、「フォローアップが難しい」が28.9%となった。
効果的だと思う教育・研修の実施方法の比較

実施者側がリアル(対面)が6割と高い一方、受講者側は4割程度で2割の差があり、オンラインについても実施者側が約6%に対し、受講者側が約13%と倍の差がある。
新卒研修

2019年以降、どのような形で新卒研修を行っているか尋ねたところ、コロナ影響前の2019年4月入社は、「ほとんどがオフライン(対面)」で8割以上、2020年4月入社は、「ほとんどがオフライン(対面)」が6割台に低下し、「ほとんどオンライン」が増加した結果となっているが、今年の2022年4月入社に関しては、過去2年とは少し違いやや数値が低下した。
また、今年の新卒研修の種類では、「ビジネスマナー研修」が63.4%で最も多い結果となった。新卒社員に対して今後、向上させるべきだと思う能力は「実行力」が48.2%で最も多い。
まとめ
調査結果を自社での社内研修の計画に役立ててみてはいかがだろうか。