23卒学生の7月1日時点の就職意識調査【キャリタス就活2023学生モニター調査結果】

株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、2023年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、7月1日時点での就職活動に関する調査を行い、その結果を発表した。(調査期間:2022年7月1日~5日、回答数:1,207人)
7月1日現在の内定状況

内定率は84.9%となり、前年同期実績(80.1%)を4.8ポイント上回る結果となった。また、就職活動終了者は全体の74.6%で、継続者は25.5%となっている。なお、内定取得学生の多くが複数の企業から内定を得ており、内定社数の平均は2.5社に上る。
7月1日現在の就職活動量
これまでの一人あたりのエントリー社数の平均は26.9社。企業セミナーの参加社数は前年より約1社増加(16.1社→17.0社)。ES提出(15.2社)、筆記試験(10.7社)は減少し、面接試験は前年と同数を維持(9.2社)している。
就職活動継続学生の動向

内定保持者も含め、7月1日時点で就職活動を継続している学生(モニター全体の25.5%)の、現在選考中の企業数は平均1.8社。これから受験予定の企業数1.5社を足し合わせた、いわゆる持ち駒企業数は3.3社。前年・前々年を下回る結果となった。
就職決定企業の属性
就職決定業界は前年に引き続き、文理とも「情報処理・ソフトウエア」が最多。特に文系では13.5%を占め、集中している。文系の2位は前年同様「銀行」、理系の2位は「電子・電機」。
就職決定企業の内定者集合

調査時点で「内定者集合があった」という回答は33.3%で、前年同期調査(32.3%)と変化なし。ただし、参加形式については対面での参加が前年より大きく増え、約半数(18.1%→49.2%)になった。
就職環境への考え

売り手市場だと感じる学生は全体の4割強(43.0%)となっており、コロナ禍前に迫る数字となった。売り手市場だと思う理由としては、内定の得やすさや、囲い込みなどの企業側の姿勢を挙げる声が目立った。
調査概要
調査対象 : 2023年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数 : 1,207人(文系男子389人、文系女子373人、理系男子311人、理系女子134人)
調査方法 : インターネット調査法
調査期間 : 2022年7月1日~5日
サンプリング : キャリタス就活2023学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)
※「内定」には、内々定を含む
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まとめ
2023年卒業予定者の採用選考が6月1日に正式に解禁されてから1ヶ月が経ち、就職採用戦線は大きな山を越えた。調査の結果を参考に、今後の採用計画等を検討してはいかがだろうか。