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2023年ランスタッド・ワークモニター労働意識調査発表 世界の労働者は何を意識?

2023.01.20

ランスタッド(本社:オランダ王国ディーメン、CEO:サンダー・ヴァント・ノールデンデ)は、世界の労働者を対象とした労働者意識に関するグローバル調査「ランスタッド・ワークモニター」を四半期毎に実施している。今年で20年目を迎える最新ワークモニターでは、ヨーロッパ、アジア太平洋、南北アメリカの34の国と地域で35,000人の労働者を対象に調査を行い、半数以上(52%)が経済の不確実性が自分の雇用保障に与える影響について心配していることがわかった。

調査結果概要

■ マクロ経済の逆風にもかかわらず、労働者は柔軟性、価値観の一致、良好なワークライフバランスを求めており、61%の労働者がワークライフバランスに影響がある場合は仕事を受け入れないと回答
■ 4人に1人の労働者が生活費の危機に対処するために第2の仕事を引き受けたり探しており、2割はより良い仕事を見つけるために退職を検討中
■ 約4分の3(70%)が、自分の財政状態が思うような早期退職を妨げていると考えている

3分の1以上(37%)の労働者が職を失うことを心配しており、Z世代(18~24歳)では43%に上昇し、昨年と比較して10%増加している。しかし、これは労働者がパンデミック時に慣れ親しんだ期待、例えば柔軟な働き方や良好なワークライフバランスを放棄することを意味するものではない。3分の1(33%)の労働者は、仕事に不満を抱くよりむしろ無職であることを望んでおり、5分の2以上(42%)は、雇用主が条件改善の要求を考慮してくれない場合は仕事を辞めると答えた。生活費の危機や雇用の安定に対する新たな懸念があるにもかかわらず、これらの割合は昨年のワークモニター(それぞれ33%と43%)とほぼ同じ結果となった。

英語版調査結果の詳細
※和訳版レポートは、3月上旬頃発表予定

ランスタッドの会社概要

[社  名] ランスタッド・エヌ・ヴィー
[設  立] 1960年10月
[代  表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ヘンリー・シューマー
[所 在 地] オランダ
[従業員数] 39,530人
[売  上] 3兆2,151億円(246億3,500万ユーロ) 2021年度実績(12月決算)
[資 本 金]  6,397.6億円(49億200万ユーロ) 2021年12月末時点
[事 業 所] 世界38の国と地域
[事業内容] 総合人材サービス
(1ユーロ130.51円換算/2021年12月末時点)

まとめ

調査の結果、労働者は経済の不安定により雇用の安定を優先する一方、柔軟性や帰属意識も追求していることが明らかとなった。従業員が安心して働けるようにどう取り組んでいくべきか、調査の結果を参考にしてみては?