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行政機関勤務者のエンゲージメントに関する調査実施(2023)

2023.02.07

グラビス・アーキテクツ株式会社(本社:東京都港区、札幌市中央区)は、地方自治体を中心に行政機関勤務者(約1,000名)を対象にしたエンゲージメント調査を実施。行政組織の変革に向けて“ヒト”の観点にフォーカスした本調査結果の第1弾を公表した。

調査背景

2022年に民間企業において「人的資本経営」が注目されたが、行政機関においてもDX推進や生産性向上は必須となっており、人材マネジメントの在り方が見直されている。一方で、行政職員のエンゲージメントの現状についてはデータが少なく、実態把握と課題設定が急務となっている。本調査を通して、民間企業勤務者との比較もしつつ、実態と課題についてより具体化することができた。結果報告第一弾となる今回は、全体傾向と一般行政職にフォーカスしている。

調査結果のポイント

調査結果のポイント

1.全体満足度:行政職員は民間勤務者よりも高い傾向。特に専門職がその傾向が強い。
2.年代別傾向:25~34歳の若年・中間層が最もエンゲージメントが低くなる傾向
3.エンゲージメントの促進・阻害要因:「職場の人間関係の良さ」が強み、一方で、「キャリア」「リーダーシップ」「改善志向」が課題

調査概要

調査概要

調査名 :働きがいに関するアンケート
調査方法 :インターネット調査
調査対象者:22歳~69歳の男女/行政機関勤務者(1,000人)、民間企業勤務者(1,000人)
調査地域 :47 都道府県
調査期間 :2023年1月13日~17日
サンプル数:2,000人(うち有効回答数:1,906人)
調査主体:グラビス・アーキテクツ株式会社調べ

グラビス・アーキテクツ株式会社について

公共領域での政策提言や行政組織でのIT利活用による生産性向上支援を通じて、さまざまな社会問題を解決する会社。2010年に札幌市にて設立(現在は、東京・札幌の両本社制)、東京のみならず、各地域においてもコンサルティング業務を展開し、地方から地方主導で日本の活性化を推進していくことを重要視して事業展開している。

まとめ

本調査は、今後の行政経営におけるHRM(Human Resource Management/人材マネジメント)の必要性を再認識する結果となった。組織全体の変革、それを主導するリーダーシップ。そして、その中でのキャリアモデルの提示と各職員の適性と志向を勘案した配置育成。これらへの取り組みがエンゲージメントの強化につながり、人“財”の能力発揮をより高め、行政組織の変革を推進するエネルギーとなるのではないだろうか。