2022年12月度の有効求人倍率は1.35倍 完全失業率は2.5%
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区、所長:平賀充記)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表していく。今回は1月下旬に発表された最新データをもとに2022年12月度レポートについて、とりまとめたことを発表した。
トピックス
1.12月度の有効求人倍率は1.35倍。3か月連続で同水準
2.完全失業率は2.5%。前月と同水準、前年同月比-0.2ポイント
3.景気の先行指標となる新規求人数は前年比で+4.8%
<出典>
厚生労働省「一般職業紹介 (令和4年12月分)」
総務省統計局「労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)12月分結果」
※レポート詳細
12月度の有効求人倍率は1.35倍
2022年12月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍。前月と同水準、前年同月より+0.18ポイント改善した。10月から3か月連続で同水準となっている。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.34倍。正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍。ともに前月より-0.01ポイントとなった。
完全失業率は2.5%
完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同水準、前年同月より-0.2ポイントとなった。年齢階級別では全年代で低下し、15-24歳が前年同月より-0.5ポイントと、特に低下した。完全失業者数は158万人で前月より7万人減少している。
景気の先行指標となる新規求人数は前年比で+4.8%
新規求人数は、前年同月より+4.8%と前月(+8.7%)の伸びよりやや鈍化した。伸び率トップ3は生活関連サービス業,娯楽業(18.5%増)、サービス業(他に分類されないもの)(7.9%増)、宿泊業,飲食サービス業(6.9%増)となった。宿泊業、飲食サービス業の伸び率は8カ月連続トップだったが、今月はやや鈍化。一方で建設業(6.2%減)、製造業(0.1%減)は減少した。
会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:697,256千円
従業員数:699名/グループ合計(2022年9月30日現在)
まとめ
有効求人倍率や失業率・平均賃金の推移など労働市場に関するデータをまとめた本レポート。人事計画等の参考にしていただきたい。