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4月退職者の情報持ち出し増加! 社内不正・情報持ち出し被害に関する調査

2023.04.19

「世界中のデータトラブルを解決する」という理念のもと、データリカバリー、フォレンジクス、セキュリティ事業を展開するデータセキュリティカンパニー、デジタルデータソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:熊谷聖司)は、増加する社内不正・情報持ち出し被害の実態を明らかにするべく、社内不正被害にあった経験のある企業300社を対象に、社内不正・情報持ち出し被害に関する実態調査を実施した。

調査実施の背景

同社はデジタル機器の解析技術を活かし、不正や犯罪の証拠を掴む事業「デジタルデータフォレンジック」を展開している。

2022年4月の個人情報保護法改正により、全ての企業に対し情報漏洩の際の報告義務化と、これに違反した際の罰則の厳罰化がなされるなど、企業の情報漏洩への対応が求められる中、同社への相談も多い従業員の社内不正・情報持ち出し被害の実態を明らかにすべく、社内不正被害にあった経験のある企業300社を対象に調査を実施した。

調査結果サマリー

調査結果サマリー

1. 社内不正事案全体の約6割が退職者による情報持ち出しによるもの。
2. 転職者が増加する4月に、月別の情報持ち出しが発覚する件数が最多。
3. USBメモリ等の外部接続記憶媒体に関する利用制限を設けていない企業が8割以上。
4. 不正の発覚のきっかけは、「社内データ削除の発覚」が最多で全体の55%。

調査結果より、社内不正の約6割が退職者による情報持ち出しであり、退職・転職者が増加する4月にもっとも件数が多くなっていることが分かる。

また、社内不正が多い業界としてはコンサルティング業界であり、特に知的財産が集約する企業において、専門的なノウハウを狙った不正が起きやすいことが伺える結果となった。

調査概要

調査主体:デジタルデータソリューション株式会社
調査対象者:社内不正被害にあった経験のある企業のセキュリティ担当者(一部企業に追加調査を実施)
サンプルサイズ:300社
調査年月:2022年1月~2023年3月
調査手法:アンケート調査

会社概要

名称  :デジタルデータソリューション株式会社
所在地 :〒106-6115 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー15階
代表者 :代表取締役社長 熊谷聖司
設立  :1999年6月
事業内容:フォレンジクス事業、データリカバリー事業、セキュリティ事業

まとめ

社内不正・情報持ち出しへの対策としては、外部接続媒体の利用制限などの社内制度による対策が有効と言える。また、不正の発覚が遅れるほど情報漏洩被害が深刻になってしまう可能性が高いため、社内データ削除にいち早く気づくためのセキュリティ環境の構築が必要だろう。