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「経理の働きがい調査」約6割が働きがいを感じている一方で業務負荷が増大

2023.06.22

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、インボイス管理サービス「Bill One」が、経理業務に1年以上従事する1000名のビジネスパーソンを対象に「経理の働きがい調査」を実施したことを発表した。

調査結果サマリ
・約6割が経理の仕事に働きがいを感じている。理由として、裁量や、責任ある仕事を任せてもらえることが挙がった

・経理が担う理想の役割に「経営判断への貢献」が挙がる一方、実際は請求書や立替経費に関する事務処理や入出金対応に多くの時間が取られておりギャップが生じている

・約4割が電子帳簿保存法やインボイス制度への対応で心理的ストレス、業務量、業務難易度が増えたと回答

・経理担当者がストレスに感じることの上位は「ミスが許されないプレッシャー」、「経理の大変さを理解してもらえない」。その他に「他部署社員の書類の提出遅れやミス、差し戻し」といった声も

調査実施の背景

電子帳簿保存法の改正や2023年10月に導入されるインボイス制度への対応で、企業は経理業務の体制やフローの見直しを迫られている。ペーパーレス化や経理DXが進んでいない企業も一定数存在し、紙の書類や非効率な業務に悩まされている経理担当者は少なくない。

また近年、働き方改革に次ぐものとして社員の「働きがい向上」が重要視されている。働きがいを高めることで社員のモチベーションが上がり、生産性向上や業績向上につながると言われている。

このような状況を受け、経理担当者が働きがいをどう感じているのか、その実態を明らかにするために「経理の働きがい調査」を実施した。

調査概要

調査名:経理の働きがい調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:経理業務に1年以上従事するビジネスパーソン1000名
調査期間:2023年5月10日~5月11日
調査企画:Sansan株式会社

※本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合がある。

まとめ

調査の結果、経理の仕事に働きがいを感じている人は約6割と、過半数を超える結果となった。その一方、電子帳簿保存法の改正やインボイス制度への対応、社内から提出される書類の遅れ・記載ミス・差し戻しなどで業務負荷が増大している実態も明らかになった。経理DXの推進で事務処理や書類業務を効率化し、経理部門により高度な経営支援を担ってもらう体制・環境を整備することも、経理担当者の働きがい向上に寄与するのではないだろうか。