「エン派遣」アンケート調査 約8割が「就業前後のギャップ」あり

派遣情報サイト「エン派遣」上で行われた「就業前後のギャップ」についての調査結果が発表され、約8割が入社前後で「ギャップを感じた経験がある」と回答。ギャップに感じたポイントのトップ3は「仕事内容」「職場の雰囲気」「仕事量」だった。
ギャップのトップ3は「仕事内容」「職場の雰囲気」「仕事量」
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二、以下:エン・ジャパン)が運営する派遣情報サイト「エン派遣」上で「就業前後のギャップ」についてアンケート調査が行われ、2626名から得た回答の結果が発表された。
「面談や面接で聞いたこと・求人情報などから想像していたことと状況が違ったなど、入社前後でギャップを感じた経験がありますか?」の問いに対して、「ある」が79%、「ない」が21%。入社前後のギャップを感じた経験がある人に、どんなポイントにギャップがあったかを聞くと、「仕事の内容」(44%)、「職場の雰囲気」(32%)、「仕事の量」(26%)がトップ3となった。
さらに就業前後のギャップを感じたことがある人に、ギャップが原因で仕事を辞めたことがあるかを聞くと、55%が「ある」と回答。それが原因で仕事を辞めたことがある人に、退職の原因になった一番のギャップポイントを聞くと、トップが「職場の雰囲気」(29%)、2位が「仕事の内容」(24%)だった。

早期の退職原因にも 「ギャップ」のない就業のために有効なのは?
これまでにギャップが原因で仕事を辞めたことがある人に、退職した仕事での入社から退職までの期間を聞くと、最多は「1カ月以内」で26%、次いで「2~3カ月以内」(25%)、「2年以上」(16%)が続き、就業前後にギャップを感じた人は、入社3カ月以内の離職が多いこともわかった。また、退職原因別で見ると、「1カ月以内」に退職した人は「仕事の内容」にギャップを感じた方が多く、「時給・給与」「残業時間」を退職理由に挙げる人は、就業期間「2年以上」に多いことがわかった。

また、ギャップのない就業をするために有効だと思うのはどんなことか、という問いには、6割以上の人が「良い面だけでなく悪い面も教えてくれる会社を選ぶ」(63%)、「疑問・不安な点は入社前に必ず確認する」(61%)と回答。
あわせて入社後に「良いギャップ」「うれしいギャップ」を感じたエピソードとして、「仕事量が多く、難しい内容なのに、ゆとりを持って仕事をしており、アットホームな雰囲気に良いギャップがあった」(20代/男性)、「お堅いイメージの会社だったが、DXを推進しており、オンラインで完結できるシステムが構築されていたため、業務が簡素化していった」(30代/女性)といった声も紹介された。

まとめ
「就業前後のギャップ」は退職の一因となるが、その内容はさまざま。働く人と採用する企業側、互いにネガティブな「ギャップ」が生まれない関係性を築くことの大切さがわかるアンケート結果となった。
調査概要
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エン派遣(http://haken.en-japan.com/)」を利用しているユーザー
■有効回答数:2626名
■調査期間:2023年7月4日~7月31日