24年卒就活生の半数が内定承諾した企業との連絡頻度は「月イチ」希望
組織づくりのプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」を展開する、Thinkings株式会社(シンキングス、本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉田崇)は、2024年3月卒業見込みの就活生200名を対象に、就職活動の「選考に関する意識調査」を実施。就職活動の方法や働き方が変化し、就職活動における価値観の多様化が進むなか、就活生が選考中や内定承諾後の対応として企業に求めることをアンケートで調査した。
調査レポート全文はこちら
内定(承諾)企業との連絡頻度は、半数が「月イチ」を希望
内定を承諾した企業(採用担当者)との「コミュニケーション頻度」の希望を聞いたところ、全体の53.5%が「月1回程度連絡を取りたい」と回答。文系・理系を分けてみても、文系54.2%、理系52.5%と差は少ない結果となった。
一方で、「連絡は必要最低限にとどめたい」が全体で27.5%、文系・理系を分けてみても、文系28.3%・理系26.3%と約30%近い学生が、内定承諾した企業からの連絡は必要最低限でと考えている結果となった。
就活生が嬉しい企業からの連絡内容
「内定を承諾した企業からの連絡内容」で最も嬉しいものについて聞いたところ、全体の36.0%が「内定者同士の交流を促すイベントやSNSグループへの案内」と回答。文系・理系を分けてみても、文系39.2%・理系31.3%と大きな差がない結果となった。
続く、「入社後に役立つ情報」についても、全体で21.5%、文系19.2%・理系25.0%と差がない結果となった。
内定者フォローの多様化が進む
「入社意欲が高まった内定承諾後のエピソード(企業や採用担当者の取り組み)」についてフリーアンサーで聞いたところ、「他内定者との交流会」や「入社までにやっておくべきこと」といった回答が多くあった。
その中で、内定式や交流会をどのような内容にするかアンケートを実施し、内定者の意見をもとに最適な方法を決めるといった工夫を行う企業もあった。
調査概要
調査対象:2024年3月卒業見込みの就活生
調査人数:200名(文系120名、理系80名)
調査期間:2023年10月
調査方法:オンラインアンケート
調査主体:Thinkings株式会社
まとめ
Thinkings CHRO 佐藤邦彦氏は、調査の結果から「内定者フォローの多様化」が進んでいると感じられることに触れ、「今後は、内定者の声に耳を傾け、内定後の施策についても学生に選択肢を提示し、価値観の多様性に応えられる体制にすることが、内定者との関係を強化するポイントになると考えます。」と述べている。価値観の多様化が進む今、企業の採用活動もより一層の多様化が求められているのだろう。