「オフィスコンビニ」導入率総合1位は「オフィスグリコ」【フォーカスリサーチ調べ】

株式会社リビングくらしHOW研究所と株式会社サンケイリビング新聞社が、多彩なテーマと切り口で実施する、データとランキングの消費者調査「フォーカスリサーチ」。今回は、職場で気軽に飲み物やおやつ、軽食を購入できる「オフィスコンビニ」について発表した。
利用者評価の満足度
■ドリンク・おやつ系:1位「セブン自販機」
総合的な満足度だけではなく、「品質」「品揃えの良さ」の観点でもポイントが高かった「セブン自販機」。特にオフィスにいながらコンビニ品質の商品が利用できるところに評価が集まった。
■食事系:1位「オフィスでやさい」
1品100円から利用できる「オフィスでやさい」が、食事系の総合満足度1位に。新鮮な野菜サラダやフルーツ、ヘルシーな総菜が手軽に購入でき、飽きずに楽しめる「品揃え」の良さが支持された。
オフィス導入率
■オフィス導入率:1位「オフィスグリコ」
オフィスコンビニのパイオニア的存在として、2002年からサービスを展開している「オフィスグリコ」が、導入率1位に。コロナ禍を機にスタートした、訪問しない販売方法「どこでもオフィスグリコ便」などもあり、広く浸透していることが伺える。
利用者・導入関与者の期待度
■利用者が今後利用したい・気になる:1位「セブン自販機」
満足度総合1位の「セブン自販機」が、期待度の総合ランキングでも1位に。おなじみのコンビニがオフィスで利用できる点が期待されている。
■導入関与者が、今後利用したい・気になる:1位「オフィスおかん」
「オフィスコンビニの導入にかかわる」と答えた人が、今後利用したい、気になると選んだ「オフイスおかん」。「栄養が考えられた食事のラインナップ」「種類が多い」など好意的な声が多くあがったほか、「(自社で)検討したことがある」という導入関与者もおり、期待値の高さで1位に。
リサーチデータ

オフィスコンビニ導入率は全体の約24%。選んだ理由の1位は「手軽にお菓子・ドリンクなどを購入できる」、2位以下は「設置・導入費用が無料・安い」「設置スペースが狭くても大丈夫」「電子マネーやキャッシュレス決済に対応」と続いた。
調査概要
調査期間:2023年10月6日~10月16日
調査方法:サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」会員、読者組織「リビングファン」会員へのWEBアンケート。結果をもとに、独自の集計方法でポイント化し集計
回答者:3826人
まとめ
本調査により、社内で買い物ができる利便性、社員食堂の設備がない代わりの福利厚生として検討する企業がある一方で、設置可能スペースが少ない、現金回収の対応が難しいなどの課題も浮き彫りになった。オフィスのミカタでは、オフィスコンビニサービスについての特徴や選び方、企業規模別のおすすめサービスについて、今回取り上げたサービスも含めまとめている(※1)。社内エンゲージメントを高める施策のひとつとして、自社にあうオフィスコンビニを検討するといいだろう。
※1 関連記事:オフィスコンビニサービスを徹底比較|サービスの特徴別におすすめサービスを紹介