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ホームページ運用、更新手段の多様化は進むもこまめな更新につながらず ペライチ調査

2024.07.29

中小企業・個人事業主のマーケティングDXを総合的に支援する株式会社ペライチ(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:安井一浩)は、ホームページの制作・運用業務に携わる男女567名に対するインターネット調査を実施した。ここでは調査結果の概要についてお伝えする。

調査概要

調査対象:勤務先においてホームページの制作・運用のいずれかまたは両方に携わる有職者
調査期間:2024年7月3日〜7月8日
調査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
調査方法:インターネット調査
有効回答数:567名
出典元:株式会社ペライチ

制作について外注を経験した人が8割以上 更新頻度は?

制作について外注を経験した人が8割以上 更新頻度は?

本調査によると、ホームページ制作をすべて内製化している事業者は42.9%に留まり、制作会社(75.4%)や友人・知人(6.8%)など、外部へ制作を依頼したことがあるという回答が8割を超えたという。同社は、専門人材の確保の難しさや社内のリソース不足などを背景に、WEB制作会社やデザイン会社、広告代理店などに外注をしていると回答する人が多いことを報告した。

続いて本調査では、更新頻度について質問。「四半期に1回程度(21.2%)」「週に1回程度 (20.3%)」と、大きく二極化する回答結果になったという。同社は、運用時の課題について、上位3つは「ヒト」「モノ」「カネ」の問題が占めたことを報告。トップとなったのが「わずかな変更箇所であっても、対応に日数を要すること(34.7%)」であることから、ホームページ上に最新の情報を更新したくてもそれが叶わない状況にある人が多いと推察している。

ホームページ更新の手段の多様化

ホームページ更新の手段の多様化

次に本調査では、ホームページを更新する際に使用しているデバイスについて調査。最も多いのは「ノートPC(60.0%)」で、次いで「デスクトップPC(51.5%)」が続いている。

同社が注目したのは、約2割が回答した「スマートフォン(19.8%)」だ。PCと比較すればまだまだ少数派ではあるものの、ブラウザ操作のみでホームページの作成・運用を行えるCMSツールが充実したことで、専門知識がなくてもホームページを持てるようになっているという。モバイル端末に対応しているCMSツールもあることから、こうした回答割合となっていると推察した。

まとめ

同社は本調査結果を受けて、コスト削減と新規顧客獲得に向けて、ホームページ運用の内製化を推奨。人手不足や資金不足といった障壁がある中で、いかに現場に負担をかけずに内製化を進めるかが課題だとみているようだ。

ホームページの充実は、新規顧客獲得のみならず、採用活動においても重要視されやすい部分だ。求職者に向けて自社の魅力やリアルを伝えられる場として、有効な活用が期待される。

同社は「専門人材の不足を踏まえると、使い慣れたデバイスで簡単に更新が出来ること、1つのツールであらゆるビジネス課題に対応出来ること、気軽にサポートを受けられること、などがホームページの運用ツールを選定する上でポイントになってくるだろう」と提言した。

今後ホームページ運用の内製化を検討しているのであれば、本調査結果や同社が提供するサービスなども参考に、自社に適したツールの選定を進めてみてはいかがだろうか。