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スキマバイトの求職者、約半数が「会社員」に ロイヤリティ マーケティング調査

2024.07.30

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川剛)は、1都3県在住のスキマバイトに興味がある人を対象に「スキマバイトに関する調査」を実施。スキマバイトに登録する人の現在の職種や、希望する業務内容などを明らかにした。本調査は、TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」として実施したもの。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年7月1日~7月4日
パネル:「Pontaリサーチ」会員(「Pontaリサーチ」の会員登録をしているPonta会員)
調査対象:1都3県在住のスキマバイトに興味があると回答した20~60代
有効回答数:1028名(スクリーニング調査は2490名に実施)
調査主体:「Pontaリサーチ」調べ
出典元:スキマバイトに関する調査 ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」と共同調査(Pontaリサーチ/株式会社ロイヤリティ マーケティング)
※調査結果は小数点第2位を四捨五入

スキマバイトの経験者は約1割 現在の職業は「会社員」が最多

スキマバイトの経験者は約1割 現在の職業は「会社員」が最多

本調査結果を見ると、スキマバイト経験者は全体の12.1%であることがわかる。「登録のみ」は11.7%で「興味はあるが未登録」が73.2%を占めている。年代別で見ると、20代が経験者(22.9%)と登録者(16.6%)の割合が最も高く、合わせると4割に迫る。

本調査では、経験者や登録者、興味はあるが未登録の人を、スキマバイトで働きたい人とし、スキマバイトを選ぶ理由について質問。その結果、最も多く選択されたのは「柔軟性(70.9%)」だった。次いで「自由に仕事が選べる(51.3%)」「即金性(47.4%)」が続いている。

また、スキマバイトへの興味の対象としては「求職(79.0%)」が最多に。経営側として「求人」に興味があるのは4.8%で「両方興味あり」が16.2%だった。なお、スキマバイトで働きたい人の現在の職業は「会社員(50.8%)」が最多となっている。

スキマバイトで働きたい仕事としては「オフィスワーク(42.7%)」「倉庫作業(38.1%)」「スーパー・コンビニ(29.3%)」が上位に並ぶ。

求人側の目的は「急な人手不足の解消」採用課題は「ドタキャン」

求人側の目的は「急な人手不足の解消」採用課題は「ドタキャン」

続いて本調査では、スキマバイトの「求人」に興味がある人を対象に、求人のためスキマバイトのマッチングサイトやアプリを導入したことがあるか質問。導入したことが「ある」が15.7%で「検討中」が37.0%となっている。

導入または検討の理由としては「急な人手不足の解消のため(43.9%)」「慢性的な人手不足の解消のため(28.9%)」「応募者対応の必要がないため(28.1%)」が上位に挙げられた。

また、スキマ時間で働くスポットワーカーの採用で課題に感じることとしては「ドタキャン(直前キャンセル)(40.4%)」「適切な人材の確保(35.1%)」「労働法規の遵守(34.2%)」が上位となっている。

次に、実際に導入したことがある人を対象に、スポットワーカーを採用してよかったことを質問しており「即戦力がすぐ見つかる(35.3%)」「ドタキャンはほぼ起こらない(35.3%)」が同率でトップだったと報告された。

まとめ

スキマバイトに興味を持つ人は多いものの、実際に経験した人や登録している人は3割に満たないことがわかった。スキマバイトの「求人」に興味を持つ人では既に導入している人が15.7%で、検討を進めている人が37.0%に。その背景には人手不足への危機感が強くあるようだ。

スキマバイト求人の課題には「ドタキャン」が最も多く挙げられたものの、実際に導入した経験がある人が回答した採用のメリットでは「ドタキャンはほぼ起こらない」がトップに。スポットワーカーの直前でのキャンセルについて、大きく懸念する必要はないのかもしれない。

若い世代の方が比較的高い関心を寄せており、今後のスキマバイト活用は若手を中心に広がっていくと推察される。メリットの中には「長期雇用に繋がる」も挙げられており、従来の採用活動とは異なるパターンでの人材確保にも効果が期待できそうだ。人手不足解消のひとつの手段として、導入を検討してみてはいかがだろうか。