ベンチャー企業での中途採用の実態とは? マルゴト調査

ベンチャー・成長企業向けに月額制の採用代行サービス「まるごと人事」を展開するマルゴト株式会社(所在地:北海道札幌市、代表取締役:今啓亮)が、ベンチャー企業の採用担当者を対象に、採用チャネルや採用施策など中途採用の実態調査を行った。ベンチャー・スタートアップ企業において、採用に関する情報収集から意思決定までをひとりの人事担当者が担うことも少なくないとして、その一助となるレポートの提供を目的に実施されたもの。ここでは調査結果の概要について紹介する。
調査概要
調査期間:2024年6月18日〜2024年6月24日
調査対象:ベンチャー企業の人事担当者
調査方法:インターネットによるアンケート調査
有効回答数:88
調査主体:まるごと人事(マルゴト株式会社)
出典元:【2024年上半期】ベンチャー企業の 中途採用実態調査(まるごと人事/マルゴト株式会社)
ベンチャー企業での中途採用の実態を明らかに

本調査によれば、ベンチャー企業における採用チームの人数は「1〜2名未満(31.4%)」が最多となっている。続いて同社は、年間採用人数別の採用チーム人数の平均についても算出しており、年間採用目標1〜10名の企業で1.6名、11〜20名の企業で2.8名となったことが報告された。
次に本調査では、中途採用で利用している媒体について質問。上位は「ビズリーチ(72.94%)」「Green(65.88%)」「Wantedly(52.94%)」となっており、内定実績も「ビズリーチ(52.13%)」が最も高いという。内定実績数について上位3位は利用媒体と同様となっているが、利用媒体ではそれぞれ9位と14位であった求人検索エンジンの「indeed(6.38%)」とキャリアSNSの「YOUTRUST(6.38%)」が同率で5位にランクインした。
また、採用広報施策については「実施していない(20.93%)」を除く約8割の企業で何らかの施策が実施されている状況であることがわかった。「ピッチ資料の作成(56.9%)」「記事作成(45.35%)」などを実施する企業が多いようだ。
まとめ
ベンチャー企業の多くが少ない人数で採用活動に取り組んでおり、約8割とほとんどの企業が採用広報施策にも取り組んでいる実態が明らかになった。
同社は本調査結果を受けて「採用成功に繋げるためには、多様化する採用施策を複数取り入れながら、採用チームの体制作りや業務効率化のためのツール活用を行うことが、ますます重要になっています」とコメント。自社に合うツールの選定を進めるよう提言した。
採用の手法は多様化し売り手市場が続く中、優秀な人材を確保するためには、より積極的な採用活動が重要となるだろう。そのためにも、採用業務の効率化は欠かせない取り組みのひとつである。
自社の採用業務にどのような課題があり、解決にどのようなツールが必要か、改めて見直す機会としてみてはいかがだろうか。