働くお母さんの9割が疲れを感じながらも対処できず疲れが常態化 大正製薬

大正製薬株式会社(本社:東京都豊島区、社長:上原茂)のリポビタンファインが「頑張るあなたの疲れ実態調査」を実施。働くお母さんにフォーカスした第1弾のレポートを公開した。本調査は様々な女性の生活に潜む多様な“疲れ”の実態を明らかにすべく、今後複数回にわたり実施・公開を予定している。
調査概要
調査名:“働くお母さんの疲労”実態調査
調査手法:インターネットでのアンケート調査
対象者:20代-60代女性有職者(パート・アルバイト含む)かつ高校生以下のお子様と同居する方166人
実施期間:2025年4月11日~2025年4月14日
調査委託先:楽天インサイト株式会社
出典元:-母の日応援「“働くお母さんの疲労”実態調査」公開-働くお母さんの9割が疲れを感じるが、特に対処出来ていない!「疲れた“ママ”」の常態化が明らかに!リポビタンファインの「頑張るあなたの疲れ実態調査」第一弾(大正製薬株式会社)
働くお母さんの多くが「家族のために」休めていない実態

本調査では、働くお母さんに疲労の実態を尋ねており「疲れを感じることは多いが、特に対処できていない」にあてはまると回答した人が92.1%にものぼったという。また「休みたいと思うが、家族のために休めない」にあてはまるとした人は72.3%となったことが報告されている。
そのほか「疲れを感じることがあるが、特に対処をしていない理由」について、自由記述での回答には下記のような声が寄せられたようだ。
・小さい子供がいるので、疲れを感じていても中々自分のタイミングでゆっくり休むことができない。(20代女性)
・子どもに手がかかるので、自分に使う時間がない。(40代女性)
・家族ででかけても帰ると自分だけやらなければいけないことがある。疲れていてもゆっくりなんてとんでもない。(60代女性)
さらに「疲れをガマンすることに慣れてしまっている」という質問にあてはまると回答した人は68.7%にものぼり、同社は疲れをそのままにすることが常態化していると推察した。
まとめ
働くお母さんの多くが、家族を優先するあまりに自身の疲れへの対処を後回しにしていることが明らかになった。仕事と家庭の両立を支援するにあたって、疲労への対処につながるような福利厚生などの提供を検討してみてもよさそうだ。
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、児童のいる世帯における働くお母さんの割合が77.8%と過去最多を更新したことが判明している。人手不足に悩まされる企業においては特に、人材確保の観点からも仕事と家庭の両立支援が重要な取り組みのひとつとなるだろう。
改めて自社における両立支援の取り組みが充実したものとなっているか、新たに導入できる取り組みがないか、見直す機会としてみてはいかがだろうか。
出典元:2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)