「成長できる環境がある」を入社の決め手とする新入社員が増加傾向 ジェイック

企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、提供する新入社員研修の受講者に対して行ったアンケートの結果を発表。2025年度の新入社員の「入社に決め手」を明らかにした。
調査概要
調査名称: 新入社員研修アンケート
調査対象: 株式会社ジェイックが提供する新入社員研修の受講者
調査機関: 株式会社ジェイック
調査方法: Webアンケート
調査期間:〈2025年調査〉2025年3月27日~4月12日〈2024年調査〉2024年3月29日~4月9日〈2023年調査〉2023年3月31日~4月17日〈2022年調査〉2022年3月31日~4月16日
回答者数:〈2025年調査〉935名〈2024年調査〉888名〈2023年調査〉708名〈2022年調査〉760名
出典元:【調査】2025年度の新入社員に「入社の決め手」を調査(株式会社ジェイック)
「入社の決め手」として4年連続上昇を続ける「成長できる環境がある」

本調査では「入社の決め手を3つ選択してください」との質問に「事業内容に興味があった(62.1%)」「成長できる環境があると感じた(61.7%)」と回答する人が6割を超えたことが判明。
同社は本調査を4年間実施しており、例年上位に挙がる項目に大きな変動は見られなかったものの「成長できる環境があると感じた」の割合は調査を開始した2022年から年々上昇し、今回の調査で初めて回答率が6割を超える結果となったことを報告した。
また「入社企業を決める時に、保護者の意見やアドバイスをどの程度重視しましたか?」との質問には「とても重視した(17.0%)」「やや重視した(38.8%)」「あまり重視しなかった(28.8%)」「まったく重視しなかった(15.4%)」との回答が寄せられたという。「とても重視した」「やや重視した」を合わせると、過半数の新入社員が保護者の意見やアドバイスを重視して入社企業を決めていることがわかる。
まとめ
新入社員が入社の決め手とする項目に大きな変化はないというが「成長できる環境があると感じた」については、年々割合が上昇していることが明らかになった。キャリア形成やスキルアップにつながる成長機会に対する関心を、入社前から寄せている人が増加傾向にあるとみていいだろう。
こうした成長意欲を持つ人材に対して、入社後の研修制度やキャリアパス、日々の業務における成長機会についての情報を提供することが、採用活動における有効なアプローチになる可能性が高い。
本調査では保護者の意見やアドバイスを重視する新入社員が多いことも判明している。学生だけでなく、保護者に向けた情報発信の重要性も示唆されたと言えるだろう。