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過半数の企業がキャリア採用において「カジュアル面談」を導入 学情調査

2025.05.27

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に「カジュアル面談」についてインターネットアンケートを実施。キャリア採用におけるカジュアル面談の導入状況や期待する効果などを明らかにした。

調査概要

調査期間:2025年3月24日~2025年4月16日
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:338社
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:過半数の企業が実践!今、企業がカジュアル面談を導入する理由とは?(2025年5月)(株式会社学情)
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある

過半数が導入する「カジュアル面談」 期待する効果は?

過半数が導入する「カジュアル面談」 期待する効果は?

本調査ではキャリア採用において、カジュアル面談を「実施している」と回答した企業は52.4%と半数を超える結果となったことが報告された。また「実施を検討している」との回答も22.8%あったという。さらに同社は、前年調査と比較したところ「実施している」の回答が15.7pt増加したことを明らかにした。

「カジュアル面談」に期待する効果(複数回答)については「ミスマッチの防止(72.8%)」「志望意欲の醸成(47.0%)」「応募数を増やす(41.4%)」との声が多く寄せられたという。

また、カジュアル面談の際に意識していること、意識しようと思っていること(複数回答)として「面接のような雰囲気にならないようにする(73.1%)」「なるべく緊張を和らげるようにする(64.6%)」「良いところだけでなく、課題もありのまま伝えるようにする(51.5%)」が上位に挙げられたことも明らかになった。

まとめ

キャリア採用における人材獲得競争の激化を受けて、注目が集まっているカジュアル面談。転職潜在層へのアプローチや、選考参加を決断していない求職者とのコミュニケーションを目的に実施されるものだが、本調査では過半数の企業が導入していることが明らかになった。

最も期待されている効果は、ミスマッチの防止だという。カジュアル面談には応募・選考参加前の時点で相互理解を深められるというメリットがある。そこに価値を感じて導入している企業が多いようだ。

ミスマッチの防止は求職者にとっても大きなメリットであり、肯定的に捉える人が多いのではないだろうか。本調査では実施時に人事担当者が注意している点も明らかになった。今後の導入について改めて検討する機会としていただきたい。