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【新卒ITエンジニア就職活動の実態調査】ITエンジニア人材の採用は需要過多

2022.08.23

株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手高志、以下ギブリー)が展開するDX人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」は、IT人材の需給ギャップが拡大する中で、一部の先進企業の新卒エンジニア採用で導入される「職種別採用」「配属先確約」「個別オファー制度」がエンジニア職志望学生に与える影響や、プログラミングスキルの習得度別に見る就職活動の実態を明らかにすべく、2023年卒業予定のエンジニア職志望学生350名を対象に、就職活動に関する調査を実施した。

スキル上級者は7割以上が「職種別採用」にエントリー

スキル上級者は7割以上が「職種別採用」にエントリー

スキル上級者は、職種別採用の経験割合が71%と初級者や中級者と比較して高い結果に。スキルの習得度が高い学生ほど、「職種別採用」の経験割合が高い。

エンジニア職の開発ポジションまで確約されたオファー

エンジニア職の開発ポジションまで確約されたオファー

プログラミングスキルの習得度が高い学生は、56%がエンジニア職の「フロントエンド」「バックエンド」といった開発ポジションまで確約された状態でのオファーを承諾している。その割合は初級・中級と比較して2倍以上高く、スキルの高い学生に顕著に出る就職活動の特徴と言えるだろう。

スキル上級者の内定承諾理由

スキル上級者の内定承諾理由

スキル上級者の内定承諾の理由Top2には、「若い時から挑戦できる環境があること」「自分の能力や専門分野を活かせること」がランクインした。このことから、スキル上級者は「自分の能力や専門分野を活かせる挑戦的な環境があるのか」を重要視した企業選びをすることがわかる。

職種別採用は「総合職」「エンジニア職(技術職)」と一括りにされる募集よりも、「フロントエンド」「データサイエンス」など職種が細分化されており、その職種での業務内容の判断がしやすいという利点がある。入社後に自身の専門性を活かせることが学生にも伝わりやすい職種別採用や配属先確約は、スキル上級者のエントリーや内定承諾を促しやすいと考えられる。

スキル上級者の68%は初任給400万円以上

スキル上級者の68%は初任給400万円以上

初任給は、メンバーシップ型採用の特色である新卒一律の給与額ではなく、回答者の約20%が個々人によって給与額が異なる個別オファーを受けていることがわかった。

その中でもスキル上級者に関しては、68%が400万円以上の初任給を提示されており、その約10%が700万円以上という驚愕の初任給を提示されている。

調査概要

調査期間:2022年6月17日〜2022年7月16日
調査対象:2023年度卒業予定のエンジニア就職活動生350名
調査手法:Trackが運営しているエンジニア求人サービス「Track Job」の登録学生に回答を依頼

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まとめ

戦力となるエンジニア人材の採用には、新卒でも中途同様に“スキル”や“専門性”を評価する採用プロセスの構築・柔軟な給与待遇が必要になるだろう。