採用試験がキャンプ! 島根県の離島、海士町役場の正規職員を募集

海士町役場(島根県隠岐郡海士町)は、令和5年度の海士町職員 魅力化推進枠選考試験の公募を開始している。受験申込受付期間は、2023年2月20日まで。1次試験が1泊2日野外キャンプとSPI試験になっている。
キャンプ採用枠試験とは

2021年から導入された「キャンプ採用試験」。履歴書と試験、30分程度の面接では、目の前の人が地域のために一緒に汗をかいてくれるかどうか、なかなか量りきれない。そこで生まれたのが、キャンプ採用。採用する側と採用される側と、お互いがさらけ出せるいい出会いになるようにキャンプ採用を行っている。
半官半Xとは
海士町の次の新たな挑戦の一手として、役場職員が「官」という立場にとらわれない自由な発想と、それを仲間と共に実現していく実行力を活かしていけるよう、「半官半X」という働き方を掲げている。
これまでは、「官」と「民」とが連携しながら約20年間、島のファンを増やすことを通した「まちづくり」に挑戦してきた。しかし、昨今の急速な時代の変化とともに、地方課題は深刻化しており、海士町においても、地域の担い手不足という課題はとても大きなものとなってきている。「まずは役場職員自らが担い手になったらどうか」と考えたことが、半官半Xの構想が生まれたきっかけ。この後継者不足の問題は、日本全国で抱えているからこそ難しい問題で、日本初の取り組みとして半官半Xという働き方をスタートさせた。
雇用について(業務内容・選考フローなど)

■雇用形態
一般行政職員(正職員:期間の定めなし)
■選考プロセス
1次試験(1泊2日野外キャンプ採用試験・SPI試験)
試験日程:① 1月28日14時〜1月29日8時30分、② 2月25日14時〜2月26日8時30分
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2次面接(オンラインもしくは対面での面接試験)
試験日程:1次試験結果通達後、1〜2週間の間で日程調整の上実施
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採用 ※勤務開始は令和5年4月1日。時期については相談可。
■給与
海士町役場給与条例等に従って支給。
■待遇・福利厚生
・昇給:制度あり 年1回
・賞与:期末・勤勉手当(民間企業の賞与に相当)4.3月分(令和3年実績)
・保険・年金:健康保険、厚生年金、公務員災害補償
・住居:住居手当あり
■仕事内容
(1) 観光産業魅力化事業
(2) 地域産業魅力化事業
(3) 島のデジタル化推進事業
(4) 島のマルチ人材
まとめ
限られた面接時間の中で、その人の本当の良さや特徴を見極めることは難しい。採用面接を担当した人なら、誰しも感じたことがあるだろう。希望する人材と出会うために、独自の採用試験内容を考えてみるのもいいかもしれない。