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中小企業経営者の3人に1人「DXについてよく知らない」

2023.03.07

Green(グリーン)とDigital(デジタル)を活用した中小企業の変革を目指すフォーバルGDXリサーチ研究所(本社:東京都渋谷区、所長:平良学)は、中小企業の経営者1619人に「中小企業のDXに関する実態調査」を実施した。

調査実施の背景

現代はデジタルビジネス時代と呼ばれる反面、日本は『IMD世界デジタル競争力ランキング』で64か国中28位とデジタル後進国と言われている。また、経済産業省『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果』によると、2030年には最大で79万人IT人材が不足すると予測されている。特に中小企業においては、DXに対する知識不足、人材不足、資金不足などから、大企業以上に進捗できていないという現状がある。こういった実態を明らかにすべく、この度「中小企業のDXに関する実態調査」を行った。

調査結果サマリー

調査結果サマリー

①中小企業経営者の3人に1人がDXについて「知らない」、「聞いたことはあるが、よく知らない」、半数が「知っているが、説明できるほどでない」と回答。DXに対する認知、意識が低い実態が明らかに。

②DXに対して、中小企業経営者の約半数が「取り組めていない」と回答。取り組めている経営者の約6割が「意識改革レベル」に留まり、実務への活用に至っていない。

③DXの取り組みレベルを上げるために現在足りていないと思うもの第1位は「経営陣のリスキリング」、第2位は「従業員のリスキリング」DX化推進のためには、まず「自社の課題」「どのようなIT手段で解決できるか」を学ぶことが必要。

調査概要

調査主体 :フォーバルGDXリサーチ研究所
調査期間 :2023年1月10日~2月10日
調査対象者:全国の中小企業経営者
調査方法 :ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
有効回答数:1619人

まとめ

今回の調査の結果、「DXとは何か知っているか」という質問に対し、中小企業経営者の3人に1人が「聞いたことはあるが、よく知らない」「知らない」と回答。また「知っているが、説明できるほどではない」と回答した人が半数を超えており、DXをあまり理解できていないことが明らかになった。また、「DXの取り組みレベルを上げるために現在足りていないと思うもの」について、「従業員のリスキリング」「経営陣のリスキリング」が最も多い結果となり、まずは人材の教育から行い、会社全体を変えていくべきと推察される。