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有効求人倍率1.29倍 完全失業率2.7%【労働市場データレポート】2023年7月度

2023.09.19

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区、所長:平賀充記)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表している。今回は8月下旬に発表された最新データをもとにした2023年7月度レポートについて発表した。
出典:厚生労働省「一般職業紹介 (令和5年7月分)」/総務省統計局「労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)7月分結果」

※レポート詳細はこちら

7月度の有効求人倍率は1.29倍

7月度の有効求人倍率は1.29倍

2023年7月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍。前年同月差は+0.01ポイントとなったが、前月差-0.01ポイントと、3カ月連続で前月を0.01ポイント下回った。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.28倍と前月差-0.02ポイント、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍、前月差-0.01ポイントという結果になった。

完全失業率は前月差+0.2ポイント、前年同月差+0.1ポイント

完全失業率は前月差+0.2ポイント、前年同月差+0.1ポイント

完全失業率(季節調整値)は2.7%で、前月差+0.2ポイント、前年同月+0.1ポイントとなった。年齢階級別では、15-24歳が前月4.2%から3.8%と唯一前月より改善した。完全失業者数は183万人で、前月から4万人増加している。

新規求人数は前年同月比-2.5%

新規求人数は前年同月比-2.5%

新規求人数の伸び率は前年同月比-2.5%と、6月-2.1%から2カ月連続でマイナスとなった。伸び率トップ3は情報通信業(5.2%増)、宿泊業・飲食サービス業(2.1%増)、学術研究・専門・技術サービス業(0.3%増)で、対前年同月比で増加したのはこの3産業のみとなった。一方で製造業(11.4%減)、建設業(8.0%減)、生活関連サービス業,娯楽業(3.4%減)は伸び率が前年同月を下回っている。

ツナグ働き方研究所とは

株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記は、リクルートにて主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。

まとめ

労働市場の最新データがとりまとめられた本調査。採用活動等の参考にしていただきたい。